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褒めているのか? ページ11

「テメェみてえな優男が来るようなトコじゃねぇンだよ!!」


「さっさとおウチに帰ンな!!」






…あ やっぱり男に見えるんだ。そっか。
いや別に構わないんだけど、これ褒められてるのか脅かされてるのか分からないな。




あと、わざわざ階段の上に来てくれる辺り律儀だな、って思う。






「オイ」





「…龍宮寺くん」





階段を上がってきたのは今日、連絡をくれて、ここに呼び出した張本人。





「悪ぃな、急に呼んじまって
 テメーら、コイツは俺が呼んだんだよ。突っ掛かんな」



まさしく鶴の一声で、絡んできた人達は「スイマセン!!」と元気に謝罪して降りていった。





「それ格好いいね、今の人たちは構成員かなんかなの?」



「お前…本気で言ってんのか?」





今時じゃ珍しい、特攻服…? を指差してそう言うと、あり得ないものでも見たかのような顔をされる。





「暴走族は分かるな?」



「分かる」




「東京卍會は分かるか?」

「わからない」




肩をガッと掴まれ、聞かれる。

東京…なんだって?





「じゃあお前、俺のことも知らねぇのかよ」


「いや知ってるよ」





「この前から知り合いでしょ」と溢すと軽く溜め息を吐かれる。





「そういうことじゃねぇよ」



「そういうの…私 詳しくないんだ…ごめんね?」


「………………私?」



目を軽く見開く龍宮寺くん。
え、もしやあなたもそういうクチでしたか。




「あ、ごめんね。てっきり分かった上でのことかと。」




「は……!? お前、女なのか!?」



「あはは。うん、紛らわしくてごめんね?」





そういうとぱっと肩の手を離して両手を合わせて……




「ホンットにすまねぇ」


と頭を下げてきた。こっちが申し訳なくなるからやめてほしい。




「いいや? 構わないし、むしろそういう扱いは大丈夫だよ。望んでないし。」


「悪ぃな、気ィ使わせて」



「本心だし本音だから何も?」



軽く笑い合いながら階段を降りると、周りの視線を一身に浴びる。




「でもそういう重要なことは先に言ってくれ。」


「あはははごめんね」





よくよく見てみれば、確かに辺りの不良たちの背中には東京…卍……なんちゃらと書かれている。



さっき龍宮寺くんが暴走族とか言ってた所を見ると暴走族(それ)なんだろうな。
まあ、見た目もそれっぽいし。





「ほらよ、マイキー。連れてきたぞー」





龍宮寺くんに着いて行った先には、バイクに跨がった佐野くんがそこにいた。


 

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 東リベ , 東卍   
作品ジャンル:その他
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ジヘイ(プロフ) - 怜さん» ありがとうございます……!!更新頑張らせて頂きます!!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
- 好きです(((更新お待ちしています!! (2021年10月14日 21時) (レス) @page41 id: 7d04816b57 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘイ(プロフ) - ごりらさん» ヴッッッありがとうございます……!!応援に報いることができるように頑張ります!!! (2021年9月20日 15時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - え??めっちゃ好きです…タイプ…。応援してます!! (2021年9月19日 18時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジヘイ | 作成日時:2021年9月10日 10時

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