卒業とマウント ページ6
「Aちゃん!!」
私はあの日テテを助けたことを少しだけ…少しだけ
後悔している
彼は結構独占欲が、強いみたい。
ナムジュナと帰らせた次の日は、余計に私にくっついた
何か言ったの?と、彼に咎めても知らぬ振り
嫌そうにナムジュナの顔を見るテテを面白がるホソガ。
けれどそれは1年も前の話で
私たちはもう卒業式を迎えた
時って早いもんだな。ホソガは、一言漏らす
ホソガとナムジュナが、1年前よりテテと仲良くなったとは、感じる
でも相変わらずAちゃんAちゃんと、うるさい
ホソガとナムジュナは、そのついで。
けれどよく手を焼いてあげてるのか微笑ましかった
TH「Aちゃん僕Aちゃんが卒業したら悲しいよ、もう1回6年生やり直そ?」
『えー、やだ。』
TH「ううう。ホソギヒョン〜ナムジュニヒョン〜」
およおよと縋り付くテテを爽やかな顔で
引き剥がすホソガと、ナムジュナ
私にもその力が欲しい。
テテを甘やかすのは私の癖になってきていた
結局最後に私のところにくる
今だってそうだ座っている私の腹辺りに
顔を埋めグズグズと、泣いている
TH「卒業したら…やだ」
テテは私達が卒業したら1人になってしまうのが心残りで仕方なかった
グリグリと擦り付けてくる頭がこそばゆい
ヨシヨシと、頭を撫でるとグリグリするのを
やめてくれる
そんな私たちを隣で熱い視線を送ってくる
2人。
そんな目線を向けられても何もしないぞ
心を読み取ったかのようにちぇっ。と唇を尖らす2人をくすくすと笑うテテ
そこから喧嘩は始まる
JH「Aに、いいようにしてもらってるからって生意気だぞ。」
クラスでのあだ名が希望な、ホソガ
いつもニコニコポジティブ。
けれどテテと喧嘩をする時は希望のあだ名では呼べない
TH「??Aちゃん。ホソギヒョンなんで怒ってんの?」
JH「おまっ…!」
『テテが、煽ったからじゃない?』
TH「えぇー。煽ってないよー。Aちゃんの撫でる手がこしょばくて」
『え、ほんと?ごめんね』
TH「ううんーー!!平気!!もっと撫でてー!!」
わざと私の手を頭に擦り付けて、猫ちゃんみたい
『テテの、卒業式は絶対見に行くからね』
TH「ヒョン達も来てよ」
NM「あぁ。うん行くよ、な?ホソガ」
JH「うん、」
テテは家が複雑で、お母さんもお父さんも家に余りいないらしい
私たちが親代わり…みたいな?
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リア(プロフ) - 続きが見たいです… (2022年7月24日 14時) (レス) @page32 id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太郎 | 作成日時:2021年10月3日 20時