独占欲700％ (ページ31)

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声ページ31

JKsaid

プルプルと機械音がなる携帯を何度も握り直す

今日こそはヌナと電話する。

いつも出てくれない電話には慣れたもので

既読をつけてくれたのもあの日が最後だった

ついには、いつも聞いている録音された声が聞こえ始め、今日もかと肩をガクリと落とす

.声が聞きたいです。ヌナ

意識もなく送ってしまったメッセージを取り消そうと、

指を動かす俺に

どうせ見てないんだからいいじゃないかと

悪い俺が囁く

「そうだよな、どうせ見てない……」

自分で言って傷を抉られたような感じがする

「はぁ、、」

この何年間も連絡してきた自分が馬鹿らしくなる

お察しの通り時とは早いもので、ヌナと話したのは

俺がまだ中学にも入っていないガキだった頃

それは大学生にもなった俺には昔話のように遠い記憶だった

？「ジョングガぁぁ!!」

バタバタと走ってきたヒョンにチョップを食らわす

TH「いでっジョングガ！ってまたAちゃんに電話？無駄だよ～」

ちっちっちと舌を鳴らしながら指を左右に振るヒョンに無性に腹が立つ

「ヒョンは、ヌナの連絡先すら知らないくせに」

TH「それは、お前が教えてくれないからだろ！！」

プンプンと怒ったふりをしてまたバタバタと出ていくヒョン

ピコンと鳴って光る携帯