独占欲700％ (ページ20)

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亀裂ページ20

．

「好きだから付き合って、」

あまりにも間欠的に話された内容は、

ああそう、、で済まされる内容ではなかった。

でも、あの7人から言われる好きとなにか違ってて

なにか心がもやもやした

でも、これも何かの縁だ。どうせ中学生の恋愛なんてすぐ冷めるだろう

そう思って私は

『私、あなたのこと何も知らないし好きでもないけど』

「これから好きになってもらうから、、」

『いいよ』

承諾した

最近買って貰ったばかりのスマートフォンに

彼の連絡先が入った

『、、チェヒョジュン？くん、、』

「うん。ヒョジュンでいいよ。」

『ヒョジュン、よろしく』

ふわっと笑った彼は少し可愛らしさがあった

中学校というのは、こんなにも直ぐに噂が広まるのか

そう強く感じさせられた

裏門から通ろうとしたら

ホソガとナムジュナが私を通せんぼする

JH「ねえ、付き合ったって何？」

少し私より高くなった身長で私を見下ろすホソガ、

顔は強ばっているようにも見えた

『好きな人がいたのその人と付き合ったんだ』

JH「は？誰と？」

『ヒョジュン』

NM「それはほんとにAが好きなの？」

『うん。ヒョジュンも私が好きだって言ってくれたから付き合った』

好き同士で付き合って何が悪いの？

とさらにホソガ達に追い打ちを掛けるように言ってしまった自分が少し憎く感じた

『じゃあ、、もう終わり？いくね』

ミシミシと音を立てて亀裂が入って行くような感覚がした