寒色系なお兄さま達☆カミュ編

2 突然の電話 ページ2

カミュside


カ「ふむ、甘さはこれぐらいで良いか…」


俺は新作ケーキのサンプルを作っていた。最近は色々な店が出てきた。


(まぁ、そこらの店には負けんが…)


俺は、出来立ての新作ケーキを箱に詰めると冷蔵庫の中に置いた。


(Aは俺の作ったケーキが好きだからな…今日は褒美に食わしてやるか)


大切な妹の笑顔を思い浮かべ、ほんわりとした瞬間、携帯がなった。着信先はAだ。俺は携帯を取った。


カ「おい、どうし…」


『Aさんのお兄様ですか？こちらは病院です。今先程Aさんがこちらの病院に運び込まれてきました。今すぐ来ていただけますか？大変危ない状態なので…』


カ「なに…？Aが？………分かった、すぐに向かう」


『はい、お願いします』


俺は電話を切るととてもではないが冷静を保てなかった。だが、慌てても何もならん。店を急きょ休業にして俺は病院に向かった。

3 会いたい人→←1 いじめ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す