恋のシャッター【Yuto.N】

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SideA


そしてそれからは特に何もなく

夏休みが明けた。


学校へ行くと案の定

南さんからの視線が痛かった。


裕翔「それじゃあ今日は今度の大会に出す

写真を提出してもらいます」


私は中島先輩と一緒に行った

向日葵と海の写真を提出した。


大貴「Aの写真、なんかのポストカードみたい」


A「ほんと？ありがと！」


侑李「綺麗だね。これどこで撮ったの？」


A「えっとねぇ……。どっかの海」


大貴「そりゃどっかの海だろ！」









侑李「じゃあまた明日」


大貴「おう。じゃーなー」


A「ちぃちゃん、バイバイ！」








大貴「なぁAって今でも

中島先輩のこと好きなの？」


A「え？なにいきなり？

そうだけど」


大貴「……そっかぁ」


と、少し切なそうな顔をする大ちゃん。


A「どうしたの？なんかあったの？」


大貴「や、別に」


A「そんな風に言われたら

逆に気になるじゃん」


大貴「……ホントに言ってもいいの？」


A「？うん」









大貴「俺さ……Aのこと、

ずっと昔から好きだったんだけど」

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