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そして彼が中腰で頭を合わせてくれているのが申し訳なくて、そのまま私も立ち上がる。
白「あ、そんなわざわざ立ってもろて…すんません」
『いやいやとんでもない！ところでなんか用事でもあったの？』
組み立て途中のベンチが少し気になったが、
私に何か用事があったから来たのだろうと思い、問いかけた。
すると突然彼の表情が真剣な眼差しへと切り替わる。
白「ええと…唐突なんやけど、Aさん。俺ら四天宝寺が3月頃キミを配属指名した事、覚えてますやろか？」
『あ、うん覚えてるよ。えっと……その件に関してはゴメンね、
希望に応えられなくて』
そりゃ覚えてるし忘れるはずもない。
けれども、ただ遠いと言う理由だけで候補から外してしまった事は口が裂けても言える訳がなく、思わず目を逸らした。
白「いや、Aさんが謝ることちゃいますよ。俺は覚えていてくれただけでもほんま光栄や思うてます。せやからそないに目ぇ逸らさんで」
…さすが強豪校の部長、私の心理もお見通しってか
『あはは…。そ、そういえば私の代わりに他の先輩が入ってくれるって聞いたけど、どう？力になれてるかな？』
適当に話を繋ごうと、なんて事ない話題を投下してみる。
すると白石は私の言葉を聞くやいなや、意を決したかの様に私に向き合った。
白「…それに関しては、提案された時点で断っとるんですわ」
『え？そうなの？なんで…』
意外な返事に戸惑っていると、
彼はポケットからスマホを取り出しながらこう言った。
白「Aさんの評価や実績は、大阪にいる俺らの耳にも入ってました。
“庶務や部活サポートは人並み以上にできる。
それと、とにかくメンタルケアが他の人らと比べもんにならんくらいにスゴイ”らしい言うて…
ところで俺らの部活は個性がとにかく濃い面子やねんけど、
だからこそそれぞれに合ったメンタルケアに迷走してしもうてたんです。こう見えてテニスはメンタルスポーツやから。…んで、これがウチのメンバーです」
そうして見せられたスマホ画面には、仲睦まじい四天宝寺の部員達が写っていた。
…確かに濃い感じはする、けど。
『そ、そうなんだ。なんかそこまで言われると照れるけど、その…ありがとう』
白「それで実績を残すにはやっぱりキミの力が必要っちゅう結論に至ったんです。
せやからAさん。
…次の立海の任期更新はせんといて、
ウチに来てくれへんかな？」
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キャメル(プロフ) - まゆさん» まゆさん、ありがとうございます！(;_;)その言葉で私もお仕事頑張れるし、ほんとに嬉しいです…これからもどうぞよろしくお願いします^_^ (2022年10月31日 21時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - おもしろいです。更新楽しみに仕事頑張れます(o^^o) (2022年10月31日 19時) (レス) @page49 id: d99fc6d444 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 小筆さん» 初めまして、小筆さん！！そんなそんなありがとうございます！！そういうふうに言って頂けるだけで本当に嬉しいです(^^)これからも楽しんでもらえる様に頑張るので見守って頂けたら嬉しいです❣️ (2022年10月18日 22時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
小筆(プロフ) - いつも見させて頂いてます！大好きなお話なので、これからも頑張って下さい！ずっと応援してます！ (2022年10月18日 21時) (レス) id: fe225f18e6 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 詫びようとする幸村くんいいなと思って書いたので反応してくれて嬉しいですw(^ ^)！！！！詫びすぎず詫びなすぎず頑張ってほしいですね🤭 (2022年9月29日 15時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月21日 20時
