5 出会い ページ5
〜幸村side 〜
午後
皆が教室に向かう中、
俺は人の流れに逆らって渡り廊下を歩いていた。
先生「幸村、どこに行くんだ？」
幸「ん？あぁ…実は具合が優れないので、次の時限は休みをもらいたいのですが」
ちょうど柱の陰に立っていた先生に声をかけられ、
言い訳を用意していなかった俺は適当に言葉を捻り出す。
先生「やっぱりまだ快気してないんじゃないか？担任には伝えておくから、無理せずゆっくり休め」
幸「ありがとうございます」
今日から来るAさんに衛生的に悪い印象を持たれたくなくて、掃除をしようと最後の授業をさぼり部室へ向かった。
毎回部室を片さない奴もいるから、こう言う時に困るのだ。
幸「(わざわざ内心点を下げてまで来たんだから、いつも以上に綺麗にしないとね)」
まだ見ぬ彼女が、少しでも過ごしやすい環境になる様に。
＊
〜部室〜
ガチャ
部室に入るやいなや、書き物をしている女性と目が合う。
若い子だ。
幸「あれ？君がAさん？」
声をかけるとAさんと思われる人はあたふたとしながらも立ち上がって微笑んだ。
『今日からマネジメントさせていただく、AAと申します！よろしくおねがいします』
こんな時間からいるなんて、まさかの1時間前行動か。
…いや、それとも昼間から既に仕事をしていたのだろうか。
『えっと…』
彼女は少し緊張していて、それを隠すためなのか無意識に何度か髪の毛をかき上げていた。
だから緊張を解くため少し話して和ませられたらと思ったけど…
幸「もうじきみんなが来ると思います。
その時改めて紹介しますね」
そう言い残し、すぐに部室を出た。
＊
幸「…ふぅ」
バタっと部室のドアと閉めた途端、
体の力が抜けてゆく
正直、マネジメントのプロというからにはキツめのスパルタ女性が来るものだと思っていた。
幸「(…なんだ、可愛らしい方じゃないか)」
Aさんか。
AAさん…
どんな漢字を書くのだろう。
テニスは経験があるのかな？
そんな事を思いながら掃除をせず余った時間を潰そうと、屋上に向かった。
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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます！！自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…！鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います！よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます･･･((神作に出会えた事に感謝です！！更新応援しています！ (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月10日 0時
