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29 隣争奪戦3 ページ29

バスへと向かうと、みんなが既に揃っていた。

真「遅いぞ赤也!Aに手間取らせるな」
赤「ひぃ!別に時間過ぎた訳じゃないのに…」

みんな集まるのが早すぎるのでは、と思ったけどそんな私も早く着いたんだっけ。

ジャ「けどお前ら待ちだったんだぜ」

ポンと赤也の背中を叩き、場がピリつく前に笑顔でからかってくれるジャッカルの優しさ…

『ごめんね〜』

両手を合わせながらみんなに続きバスに乗り込むと、1番後ろの席に赤髪がチラつく。

丸「あっA!ほらここ、来いよ」

ブン太が隣の空席をポンポンと叩きながら笑う。
うん、やっぱり普通にしてれば可愛いのに


『あはは、おはようブン太!じゃあ隣お邪魔しようかな?』


私が後ろの席に向かい狭い通路を進んでいくと、誰かにクイッと袖を掴まれた。

『あたっ!』

腕の方を見ると、フワッとした銀髪が揺れる。


仁「ちなみにここも空いてるぜよ、A」

『…あ、けどブン太に呼ばれて…』

気まずそうにしていると、掴まれた腕にグッと力が入り彼の方へ軽く引き寄せられる。


仁「正直こっちの方がいいんじゃろ?
それともあいつと隣座ろうって約束でもしとったんか?」


…まあ正直どっちの隣でも良いけど、先にブン太から声かけてもらってたし。かわいそうだからブン太の方行こう
こっちすごい見てるし

『うーん、けど今日の朝からラインで声かけてくれてたから、ブン太の方いくね!ゴメン』

仁「ほーう。そりゃ残念。ま、おまんの好きな様にしんしゃい(朝からラインて…ブン太の奴バレバレやの)」

『うん、じゃあまた後で』
仁「はいよ〜」


再び通路を進み出すと、
まもなく「Aさん」と声がする。


いつになったら席に座れるんだ…と思いながらその声の方を見る



柳生「切原君からの荷物が重そうですので、私が上へあげましょう」

ヒョイっと私の手荷物を受け取り、上へとあげてくれる。

『あっありがとう』

柳生「とんでもありません」

中身は服だから重くはなかったが、さすがジェントルマンと呼ばれるだけあるな、と感心しつつも今度こそブン太の方へと歩いていく。

えー、、バスってこんな長かったっけ?

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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます!!自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…!鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います!よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます・・・((神作に出会えた事に感謝です!!更新応援しています! (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:研究員 | 作成日時:2022年9月10日 0時

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