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23 変化 仁王編3 ページ23

〜仁王Side 〜

俺が部室に入るやいなや、Aは予想通りの顔をする。

『英二!?』


おお驚いとる驚いとる。
Aは目を丸くして立ち上がった。

ダンッ!

『っつ!』


はは。いや焦りすぎじゃろ
立ち上がる時机の裏に膝ぶつけちょる。


菊(仁)「やっと会えたにゃー…」


『とにかく落ち着いて、座って』


いや、おまんがな。

菊丸を落ち着かせようと肩に置かれたAの手が震えていた。

ーーーーーーーーーーー

何だかんだで菊丸がなぜ振られたのか興味本位でいろいろ探ってはみたが、まあよくある“そういうふうに見れない”的な事じゃった

けどまだ出ていくにはちょいと惜しいの
なんとかもうひとネタ…


菊(仁)「あのさ。Aちゃんはさ。

…やっぱり仁王みたいなのが好きなの?」



『…は?』


おー怖。


菊(仁)「だって俺とは正反対だし、アイツ女子に人気じゃん!
だからあーいう一緒にいてドキドキさせてくれそうな男の方が好きなのかなって」

言ってから我に還る。

いやぁちょっとやりすぎたかの〜
自分で言ってて恥ずかしくなる様なセリフだ。

ついでに菊丸の面子を潰さないためにも、
渾身のカワイイウルウル犬顔とやらをつくって向けてみる。


Aはちょっと困った顔をした。

『仁王はまあ…確かに毎日ドキドキさせられてるけど…』




…ピヨ。

予想外すぎて言葉が出ない

いや、普通は身内の謙遜的なアレで否定くらいしないんか
少々からかうだけのつもりだったが逆に調子狂うの。

もしかして…いやありえんけど
おまん俺のこと好いちょるんか?


…一旦退散ナリ


菊(仁)「わ、わ〜やっぱり!!2人は付き合ってるんだ!!

俺もう帰る!!」
ドドドド


部室を飛び出し、イリュージョンを解きながら非常階段を登ってゆく。ちょうどチャイムが鳴る頃だろうか。


仁「はぁー次の授業もサボりたい気分じゃの」

思わぬ収穫にニヤニヤと口角が上がってしまうのを抑えながら、
青空を見上げて横になった。


ーーーーー

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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます!!自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…!鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います!よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます・・・((神作に出会えた事に感謝です!!更新応援しています! (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:研究員 | 作成日時:2022年9月10日 0時

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