21 変化 仁王編1 ページ21
〜仁王Side 〜
木曜日の昼下がり。
昼休みに地区大会の作戦会議をするはずじゃったが
真田の怪我のせいで話が逸れまくってしもうた
あの傷に驚かなかったかと言われれば嘘になるが…
地区大会前に自分に喝を入れたとかそんなとこじゃろ
それはそうと…
せっかく作戦会議という名のおしゃべりタイムから抜け出して屋上で横になろうとしたんに、どうにも面白いものを見つけてしまった。
屋上から見えるテニス部敷地内のすぐ側。
2人の人影。
それもどうも見覚えのある…
仁「ほう。あれは、青学の菊丸と大石」
何やら焦っている様子で、テニスコートのあたりをチラチラと見ている。
明らかに只事では無い。
仁「ひゅー、この時間はちょいとスパイでもしてみるかの」
ーーーー
非常階段から校庭脇へ、
そしてテニス部の裏口から敷地内へと足音を消しながら忍び寄る。
仁「(この辺なら十分じゃろ…
他人の話を盗み聞きしながらする昼寝は最高ぜよ)」
影に腰を下ろし、壁にもたれかかった。
菊「あーもう！やっぱり無理だよ〜！！」
大「おい、英二が来たいって言ったんだろう！？」
んー、2人してウチの偵察か？
部室の中でも盗み見ようとしとるんかの
もっと面白いネタが聞けると思ったんに…
大「…Aさんは英二のことを考えてああ言うふうに言ったんだと思うよ」
なんだAに会いに来たんか？
菊「けどけどっ…
振られても諦められなかったし、Aちゃんがいなくなってからテニスの成績も悪すぎるって手塚にも怒られちゃったしさ〜…」
ほう。会話から察するに菊丸はAを好いとったんか。
これはなかなか…
大「けどな、英二が泣くから俺も授業サボってまで着いてきたんだぞ？何もしないで帰るのはいたたまれないよ」
大石は菊丸の肩を押し、入り口へと放った。
菊「うっ…！
………やっぱり俺、むりだよー！！！！！！！！！」
ダッ
大「ま、まて英二！」
大石は菊丸を追いかけて学校外へと走っていった。
仁「…行ってしまったぜよ」
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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます！！自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…！鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います！よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます･･･((神作に出会えた事に感謝です！！更新応援しています！ (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月10日 0時
