悪運と7人の悪魔【BTS】 (ページ6)

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めくった紙にはこう書いてあった。

゛おめでとう。全校生徒から勝ち取った素晴らしい学園生活を祝福する゛

何が勝ち取っただ。
何が祝福だ。

私はただ勉強する時間を大切にしたいだけなのに

負けてたまるものか。なんの為にこの学園に入学したとおもってるんだ。

「…違います。私は外れでした」

シラを切り通すことにした。
この学園ではやらなきゃ行けない事がある。こんな金持ちの人間たちの為に雑用をやらなきゃいけないなんて冗談じゃない。

JK「これ」

チョン・ジョングクがスマホの画面を見せてきた。地図の様な画面に星マークが点滅している。

TH「それ、当たりのクジについてる超小型GPSなんだ」

え、なにそれ。

サッとお腹に手を当ててしまった。

TH「そんなとこに隠してたんだ」

くすくすと笑う生徒会の人間たち。

ハメられた。
最初からわかってたんだこの人たち。

しかし自分で墓穴を掘ったところもある。尚もシラを通し切った自分が恥ずかしい。腹も立つし虚しいなこれ。

TH「さ、今日から君は生徒会の下僕だ」

満面の笑みで握手を求めてくる。

最早、冷や汗も乾き白目を向きそうなその時

「もういいんじゃねぇの」

ソファの背もたれで死角になっていた所からのそりと起き上がった細身の男が言った。