第32話 ページ38
緋山side
「あー、知ってるけど……男の子の場所だよね？」
【ああ。そうだ、出来るだけ早めに来てくれ】
「わかった」
シーバーを切ると名取と一緒に民家まで走る
名取「まだ重傷者いたんすか？」
「1人だけね…山車と民家に挟まれてる男の子がいるんだ」
名取「そうなんすか」
民家が見えてきた頃男の子が家の中から抱えられて出てきたあと藍沢に抱えられた人を見て目を疑った
ねぇ、A……さっきまで普通に治療してたんじゃないの？
藍沢「おい、早く見てくれ」
「あっ、うん」
白石「名取くん、この子連れて先にヘリで病院に戻るよ」
名取「了解でーす…お先でーす」
藍沢「ああ、」
白石と名取は男の子が乗ったストレッチャーを押しながら救急隊員と一緒に歩いていった
地面に寝ているAは腰から下が思っていた以上に出血が酷かった
「エコーください」
藍沢がゼリーを付けて渡してくれて自分も見やすいような角度で画面を見せてくれた
「あっ、赤ちゃんがいる……まだ生きてる」
藍沢「この出血でもか？」
「うん！！すごい奇跡だけど油断は禁物……
まだ出せないからこれからが命取りになるかも」
藍沢「大きさからいって大体何周だ？」
「まだ……10週位かな」
藍沢「そうか」
「えっ、なに
Aにはもう恋人がいたのかーってショックで落ち込んでんの？」
藍沢「そんな訳ないだろ……」
「だよねー…だってAも」
藍沢「相手の男から奪うまでだ」
「はっ！？」
えっ！？今なんて言った？コイツ……
開いた口が塞がらないってこの事を言うんじゃないのかな
救急隊員「お待たせしました……」
救急隊員と藍沢がAを担架に乗せるのを見ていることしか出来なかった
藍沢「ほら、何をしている
行くぞ」
「あっ、う、うん」
Aが乗った担架を2人で運ぶが…
「軽くない？」
藍沢「お前もそう思うか？」
「うん、妊婦にしてはちょっとよりもかなり軽すぎる……アメリカで何があったんだろ…」
目が覚めたら教えて欲しい、アメリカで何が起きたのか……
そして、わたしでも、白石でも、藍沢でも、冴島さんでも、藤川でも良いから相談してほしい
たとえ、普通の話だとしても良いからわたし達に話しかけて？
何だか、アメリカに行く前のAとは性格が別人になってしまった気がした
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さくら - 三井先生との絡みが見たいです！！！！ (2017年8月22日 15時) (
レス) id: 4bc161bff2 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - 話数が間違ってます×49○39ですよ (2017年8月21日 17時) (レス) id: 9ebde373b3 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 番号が間違ってます。 (2017年8月21日 16時) (レス) id: d2426bccbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - とても楽しかったですが、気になったところがあったので一点だけ…。喘息は、症状が出ている時にしか確定診断はされません。普段の風邪や腹痛、妊娠といった診察の時には、自己申告しない限り分かりません。 (2017年8月21日 0時) (レス) id: 6b6f574a60 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きが気になるので更新楽しみに待ってます！赤ちゃんはいったいどうなるのか少し気になります！ (2017年8月18日 8時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：毛布 | 作成日時：2017年8月7日 1時
