君の声 part2

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あれからかなりの時間が経ち


徹とは一向に連絡が取れないまま刻一刻と時が過ぎる


抑えきれない不安で通知のひとつもならない携帯を
ただ開いては消しての日々


そんな日々が重なり
一分一秒が私にとってかなり長い月日に感じ始めていた頃



ふと携帯が光った


逸る気持ちと震える手


願ってやまなかった彼の名前



そしてただ一言




《終わりにしよう》




その他った一文で溢れんばかりの水が滴る



何故？どうして？



この感情がひたすら頭を駆け巡る



返信をしなきゃ そう思っても
手が震えてろくに文字が打てない


工藤さんはちゃんと伝えてくれたのだろうか


想太は一体何を言ったのか


この世のものが全て憎く思えるくらい自身の感情がコントロール出来なくなっているくせに

心のどこかでこうなると思っていた自分がいる


そして思い出す度に、あの時こうしていればと今更どうすることも出来ない後悔に包まれていた

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