君の声 part2

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想太にとあるカフェに呼び出された



二人がこれから話す事は



きっとかなり真面目な話


「「あのさ」」


「あっ、ごめん。何？」


『いや、そっちから言って？』



「…えっとね



私想太の気持ちには答えられない」


相手の顔を見て


膝の上で手をぎゅっと握る



『…なんで？』



「想太の気持ちはすっごく嬉しかった



でも…私には徹が必要なの」




『そっか』


と彼はふっと笑う


『そんな顔すんなよ！笑
別に一生の別れでもないねんしさ


徹くんは幸せもんやな』



「…ごめんね」


『謝らんでええって、Aが幸せなんやったら俺はええから』



「うん、ありがとう…で、想太は？」




『いや、俺の話は無くなったから大丈夫』



「無くなったの！？」



『おん、忘れたわ』



そう言っていつも通りに笑う想太を見て

心が締め付けられた



「ごめん、行かなきゃ」



『わかった！気をつけて』



「ありがとう、またね」


ズルい私は


逃げるようにカフェを飛び出した



そして彼はというと


小さな箱をポケットの中で握りしめていた

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