君の声 part2

64 ページ18

そして世の中は案外想定していないことが起こる



いきなり事務所に呼び出される私



そして目の前に突きつけられる現実



「A、これって違うわよね？」




宮ちゃんが見せた写真には



この前の私と想太のカフェでの写真



「うん、違うよ。私が振ったの」


“振ったの！？”


「徹を選んだから」


“元サヤ？！”




「あ、言うの忘れてた？」




“初耳過ぎてびっくりなんだけどさ、



残念なことに向こうは否定しないみたいなのよ”




「想太が？」



“そう、面倒くさいことにならなきゃいいけど”



何故…



“あんたのこと相当好きみたいね”



「でも、なんで私ってバレたの？！顔も出してないのに！」





“何処かから情報が漏れたみたいよ



でも安心して？



炎上はすると思うけど注目はされるから”



「そういう問題じゃないわ」



こうなってしまうと余計マークされてしまう



となると、徹と一緒にいるところを




マスコミに見られるわけにはいかない



そうなる事を想定して…？




“とりあえず対策考えるわよ”



そして開かれる緊急ミーティング

65→←63

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す