Call me? (ページ40)

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はるside ▽
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京『体調悪いなら素直にそう言ってよ』

お薬のおかげで随分楽になった身体を起こすと
困ったように笑うたいがくん

「だって…」

京『だってじゃない、俺めちゃくちゃ心配したんだから』

「ごめんなさい…」

思わず俯くとまた伸びてきたたいがくんの手

その手はそのままわたしの頭を撫でてくれる

京『謝って欲しいんじゃないよ、もっとはるに頼って欲しいってこと』

わたしの目線に合うようにわざわざしゃがんで
顔を覗き込まれた

京『彼女がしんどいときはどうにかしてあげたいのが彼氏だよ』

ん、って返事をしながら頷く

京『よし、いい子。今日なんか食べた？』

ふふって笑いながらリビングに歩いていく大きな背中

「なんにも食べてない、あ、この前たいがくんが北斗くんに貰ったって言ってたゼリー貰っちゃった」

京『ゼリーしか食べてないの？』

びっくりした顔で振り向かれる

「だってお腹すいてないんだもん…」

そう言うとまたわたしに近付いてきて
ベッドに腰掛けるたいがくん

京『ね、はる、ほんとのこと言ってね、熱、どれくらいあったの？』

本当に心配した顔で見つめられながら
そう質問されると…

「朝は…38.6…」

素直に答えることしか出来なくなってしまう…

はあ、と大きなため息をついている彼に
気がついたら抱きしめられていた

京『しんどかったよね、早く帰ってこられなくてごめんね』