Epi=15 Aside ページ16
「…とりあえず、智くんに連絡するか…」
「え？リーダー来てるの？」
「俺が一人でここに来ることを智くんが許すと思ってんの？」
そういうと翔ちゃんは、俺の顔を見て苦笑いした。
その時の翔ちゃんはいつもの翔ちゃんで俺は、内心でホッとしながら小さく息を吐いた。
そんな俺を目ざとく見つけた翔ちゃんは、怪訝そうな顔をして俺の顔を覗きこんだ。
「なに？なんで溜息？」
「いや、いつもの翔ちゃんだって思っただけだよ」
「は？俺はいつも通りだけど？」
「だって、さっき怖かったから…」
「そりゃあ、だって…お前が勝手な行動取るのが悪いんだろ…」
ボソボソとバツの悪そうな顔をしながら呟く翔ちゃんが少し可愛くて、俺はクスクスと笑ってしまった(そんな俺を見て翔ちゃんが拗ねたのは言うまでもない)。
すると、俺たちがいる部屋の扉が開かれるブザーが鳴った。
「誰か来る…」
俺がそう呟いて隣の翔ちゃんを見たときには、翔ちゃんはすでに『悟』に変わっていた。
そして、いつもの扉が開いて入って来た人物は…
「…AM-03、神山くん。実験の時間ですよ？」
「え…？」
「あぁ、申し遅れました。私、新しく君達の担当になった成瀬、と申します。」
そういってリーダーは、俺たちに優しそうな笑みを見せた。
でも、そんな風に笑う時のリーダーは嫌なことをするときだって俺、知ってるもん。
咄嗟に俺は、翔ちゃんを守るようにして後ろへ隠した。
そんな俺の様子に翔ちゃんは素でキョトンとした顔をしてたけど。
「？」
「…なんのつもりですか？AM-03。」
「この子は、今日来たばっかりなんだ。実験なら俺一人で受けるよ。」
「！！」
「まさ…！！」
「それでいいでしょ？…所長、」
『…さすがAM-03。俺の存在に気づいていたのか。』
「当たり前でしょ。あんたがいつも新人が来たときにやってる手だもん。確認するんでしょ？俺の仲間なんじゃないかってね。」
所長は、俺の言葉を聞くとおかしそうに声高らかに笑い出した。
そんな所長を睨みつけていた俺の服を翔ちゃんが心配そうな瞳で俺を見つめながら握り締めた。
すると、いままで俺たちと所長の間に挟まれていたリーダーの空気が一変した。
「なーるほど。確かにこんなとこに相葉ちゃんを置いとく訳にはいかねーなぁ。」
「へ？」
「リ、リーダー？」
『成瀬！貴様…！！』
「改めまして。初めまして、所長。これでもチームAのリーダーやってます、大野智です。」
そういってリーダーは、ふにゃりと笑った。
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ヒロ(プロフ) - ゆーき@ARASHICさん» ありがとうございます！さぁ、解けるのでしょうか！作者にもわかりません！←これからの展開をお楽しみに！ (2013年8月1日 1時) (
レス) id: 6d879233f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき@ARASHIC(プロフ) - 翔くんのためにキレるリーダー、最高ですねo(｀ω´ )oさあ、この男の人を殺したら、翔くんの暗示は解けるのかな〜？ (2013年7月31日 23時) (レス) id: a6d20ac787 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 奏子さん» お待たせいたしました！(>_<)なかなか更新できなくてすみません…これからは、頑張って時間見つけて書きたいと思いますー！！ (2013年7月21日 0時) (レス) id: 6d879233f6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 新九郎さん» ありがとうございます！そんな嬉しいお言葉感謝です！！まだ先の話ですが、黄色さんのターンもありますのでお楽しみにしていてください( ^ω^ ) (2013年5月25日 16時) (レス) id: 6d879233f6 (このIDを非表示/違反報告)
新九郎(プロフ) - ニノちゃん・・・・・・かわいすぎる！！！！(笑)このお話大好きです！私は、黄色王子溺愛でございますが、基本櫻宮大好きなので(笑)更新頑張ってください！ (2013年5月25日 15時) (レス) id: e20e1e91b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻野 x他2人 | 作成日時：2013年3月9日 1時
