Epi=21 ページ23
「誰だよ、こんな大事な時に…」
「無視したら？」
「何言ってるの、翔ちゃん！はいはーい！今行きまーす！」
翔ちゃんらしからぬ発言にまーくんが慌てて玄関まで走って行った。
…これ、絶対怒ってる。
すると、玄関の方からまーくんの慌てたような声が聞こえたと同時にリビングへ繋がる扉が開かれ、そこから思いもよらない人物が入って来た。
「…あれ？絶賛、修羅場中な感じ？」
「！じん…！」
「やっほー、和也。元気だった？」
その姿を見た瞬間、俺は嬉しくなって仁の側に駆け寄った。
俺の様子をただジッと見つめている大野さんは気になったけど、そんなのお構いなしの俺は、いつも翔ちゃんにするみたいにキツく抱き着いた。
・
・
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ーOside
正直、ニノの様子を見て「ヤバい」と思った。
赤西に依存しかけてる＝あいつの能力に侵されてるって事だから。
まぁ、この能力のせいでこいつは晴嵐から追われてるんだけど。
…正直、こいつの能力ほど厄介なものはないと思う。
「…智くん、」
「…大丈夫、ニノは俺が元に戻してやるって」
「う、ん…」
赤西にベッタリのニノを見て、翔くんが不安そうな顔で俺の服を握って来たから安心させるよう、いつものように微笑んだ。
そして、赤西の方を振り返りこう切り出す。
「…お前、ニノに『催眠術』なんかかけて何が目的だ？」
「…あら、バレてた？」
俺がそう確信を持って問いかけると、赤西はニコリと顔に笑みを浮かべる。
…その笑みは、見ているこっちが身震いする程、気味が悪かった。
「ちょっとねぇ、早急に二宮くんの千里眼が必要だったんだよね」
「は？」
「っそんな理由ならニノちゃん返して！」
赤西の言葉に怒った相葉ちゃんが能力を発動しようとした瞬間。
「…『おしまい、相葉くん』」
「っ！」
「！雅紀…！」
そう、一言赤西が呟くと一瞬にして相葉ちゃんの中から能力が消えた。
その反動で相葉ちゃんがしゃがみこむと翔くんが慌てたように側へ駆け寄った。
「…ほんと、厄介な能力持ちやがって…」
「大野さんに褒められるなんて光栄だなぁ」
ニコニコと笑いながら赤西がゆっくりこちらに近付いてくると、翔くんがビクリと体を震わせた。
そんな翔くんに赤西は、さらに笑みを深くする。
「…翔くん、」
「な、んだよ…」
「『また、楽しい事しにいかない？』」
「っやめろ！翔くん、耳塞げ！」
俺は、咄嗟に翔くんに向かって大声で叫んだ。
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櫻野 - 彰華さん» 彰華さん、ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2016年9月19日 19時) (
レス) id: ea1ba6d323 (このIDを非表示/違反報告)
彰華(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも楽しみにしてるので頑張って下さい！ (2016年9月19日 17時) (レス) id: c760cd9f12 (このIDを非表示/違反報告)
なおきち - 更新楽しみにしています！ (2015年8月27日 0時) (レス) id: 1ddcb36f48 (このIDを非表示/違反報告)
櫻野 - るるさん» わー！！本当ですか！？嬉しいです！！そちら共々、Callingをよろしくお願いします！！ (2014年5月31日 17時) (レス) id: d2de89155d (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 櫻野さん» 番外編も見ちゃいました(´^`*)こちらも楽しみにしてます♪ (2014年5月31日 16時) (レス) id: d3f35913f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻野 x他3人 | 作成日時：2013年10月14日 14時
