Epi=17 Sside ページ19
「え？見つかった？」
「そう。ついさっき突然。」
「そんな事ってあり得るの…？」
「…あり得ないな。」
次の日。
慌てた様子で斗真が俺達の元へやって来て、『和也が見つかった』と報告された。
その報告を聞いて、嬉しい反面少しだけ疑問も抱いていた。
だって、ずっと俺達が探しても見つからなかった和也の情報がこんな簡単に出てくるなんて明らかにおかしい。
「どうやって分かったんだ？」
「タレコミらしいよ。」
「タレコミ？どっから？」
「研究チーム。」
「…は？何で研究チームが…」
「まさか、赤西…？」
まさかの人物からの情報提供に俺達が驚いていると、智くんが小さな声でそう呟いた。
「何の為に？」
「晴嵐に恩を売るため、とか？」
「まさか戻ってこようとしてるの？」
「あり得なくはないだろ？」
「まぁ、そうだけど…」
「とにかく！情報を元に晴嵐幹部がその場所に向かってる。」
「は！？」
「そういう大事な事は早く言えよ！っ俺達も行くぞ！」
晴嵐幹部になんか先に見つけられたら和也の命が危ない…！
俺達は急いで情報場所へと向かった。
＊＊＊
「な、んだ…これ…」
「…酷い…」
その場所へ着いた俺達の目に飛び込んで来たのは、とても人の家とは思えない惨状だった。
こいつは一体、何をしてたんだ…。
家の中へと足を踏み入れた俺達に幹部の1人が近づいて来た。
「…あぁ、チームAか。」
「お疲れ様です、中居さん。」
「ここに二宮は居ないぞ。」
「え？」
「ちなみにあいつは既に死んでた。」
幹部の1人である中居さんは、大きく溜息を吐くと被っていた帽子を更に深く被り直して俺達の横を通り過ぎて行った。
「…どういう事？」
「まさか、誰かに攫われた？」
「ニノちゃんを攫って何か得があるの？」
「ニノの千里眼や読心術は、トップクラスの実力だ。」
「でも、それを知ってるのは晴嵐の奴だけのはずだろ？」
潤の言った事にみんな押し黙ってしまった。
すると、部屋の奥から大きな鞄を抱え、白衣を身につけた男が出てきた。
「あっ、翔くん！」
「え？誰…」
「チッ！」
その男が俺の方に走り寄って来ようとした瞬間、智くんが俺の腕を引いて入り口へ走って行ってしまった。
「ちょ、智くん！？」
「翔くん、あいつと会っちゃダメ。」
「へ？どういう…」
「いいから！とにかくニノ探すぞ！」
俺はこの時も智くんのあまりの剣幕に何も言い返す事が出来なかった。
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櫻野 - 彰華さん» 彰華さん、ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2016年9月19日 19時) (
レス) id: ea1ba6d323 (このIDを非表示/違反報告)
彰華(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも楽しみにしてるので頑張って下さい！ (2016年9月19日 17時) (レス) id: c760cd9f12 (このIDを非表示/違反報告)
なおきち - 更新楽しみにしています！ (2015年8月27日 0時) (レス) id: 1ddcb36f48 (このIDを非表示/違反報告)
櫻野 - るるさん» わー！！本当ですか！？嬉しいです！！そちら共々、Callingをよろしくお願いします！！ (2014年5月31日 17時) (レス) id: d2de89155d (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 櫻野さん» 番外編も見ちゃいました(´^`*)こちらも楽しみにしてます♪ (2014年5月31日 16時) (レス) id: d3f35913f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻野 x他3人 | 作成日時：2013年10月14日 14時
