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ご対面-彼のパパとママ ページ49

とうとう今日。緊張する

ジョンウンは普段通りでいいって言ってくれたけど
日本とは習慣も違うから
何を着ていけば?何を手土産に?何を・・・
解らないことばかり

誰も聞く人がいない・・・・

「ドンヘ。Aです」
ドンヘに聞いてみた。
なぜ ドンヘを選んだんだろう?

「俺、オンマに紹介したこと無いからなぁ
 でも大丈夫。知り合いのヌナに聞いてみるよ
 ちょっと待って掛けなおす」
 
ドンヘはモテるから詳しそうに思えたんだ

「聞いたよ〜軽い初めましての挨拶ならお菓子か果物でいいってさ」

「ありがとう ドンヘ。
 ジョンウンには言わないでね。気にするから」

「わかった。二人の秘密。
 挨拶、頑張ってな!」

「頑張る」


私はジョンウンの大好きなナッツをたっぷり入れたクッキーとカップケーキを焼いた


一緒に実家に入るところを目撃されてはダメなので時間差で訪問
玄関の陰で待っててくれたジョンウンを見ると緊張も少しだけ解けてきた

「大丈夫だから俺の大好きな可愛い笑顔みせて」

「うん・・」
ジョンウンが大丈夫って言うと大丈夫だと思える

「いらっしゃい Aちゃん。遠慮しないでね」

「初めまして 赤沢Aです
 ジョンウンさんとお付き合いさせてもらってます」
ここまでは韓国語できちんと話せたと思う

後は 私って緊張がMAXになると、たどたどしいながら一気にしゃべるみたいで
はっと気づけば キム家の皆様が笑いながら聞いてくれてた

「女の子って可愛いわ。うちは男二人で可愛くないから」
ジョンウンのお母さん

「ジョンウンから ご両親の事は聞いたよ
 これからは私たちの事を韓国のパパとママと思ってくれ
 家族だから遠慮なく仲良くしていこう」
ジョンウンのお父さん

「はい。ありがとうございます」
うれしくて涙がでそう

作ってきたクッキーを皆で食べて ジョンジナが美味しいコーヒーを入れてくれて
楽しい時間は過ぎるのが早くて もう帰る時間
「韓国で暮らすようになれば一人でも遊びにきてね。
 私たちは、Aちゃんが日本人でもお兄ちゃんの愛する人だから関係ないからね」
最後に一番気になってた事に嬉しい言葉をもらって涙がでた。

帰りの車の中で
「なんか 一人でしゃべってた気がする」

「両親とも気にいってくれてたから」

「本当?」

「あぁ俺のAを好きになるのは当然だろ」

こうして いつもジョンウンの言葉に救われる
ありがとう。大好きだよ

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作者名:calla | 作成日時:2016年1月16日 16時

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