passion～ふたり～２ (ページ44)

今日:5 hit、昨日:13 hit、合計:101,762 hit

サプライズ-1 ページ44

「会いたいだろアメリカに来てるんだから」

これからAがアメリカ留学してた時のホストファミリーに会いに行く

俺達の写真を撮ってアメリカの家族に送りたいからPC貸してっていって
メール送ったよな
＜恋人＞ってタイトルで俺すごく嬉しくて
Aがアメリカの家族って楽しそうに話すのを聞いてるだけで
俺も家族の一員になれた気がしたんだ
今回アメリカにきたら絶対会いたいだろうと思うけど
きっと俺のスケジュールが解らなくて諦めるとおもったんだ
だから俺が連絡とったんだ
翻訳サイトのお世話になったけど
アメリカの家族だけで日本の家族には送らないんだ
なんで聞かなかったんだろうな

豪邸ばっか
迎えの車だします。親切だと思ったけどこれはハンパないお金持ちな家族なんだ

車から降りると満面笑みの家族と泣き笑いの君

そして俺を睨む男が一人

「ウォルター帰ってたの？」

「Aが戻ってくるんだから当たり前だろ」

抱き合ってる・・誰だこいつ・・

「君がジョンウンだね？」
ホスト両親に声をかけられたこれぐらいは俺にも理解できる
「連れてきてくれてありがとう
　もう一度笑顔をみれてうれしいよ」
「どういたしまして」
ん、ここでも違和感が・・・

なにかAに話してる。やっとウォルターが離れた。要注意人物だ
「ジョンウン部屋に入って食事しようって」

「ん」

「今日は連れてきてくれてありがとう。すごく嬉しいよ
1人で戻ってくる勇気がなかったから」

「ん？で、あの男はだれだ？」

「男？あぁウォルターね。この家の子供で、１８歳だよ。私の弟なの」

ちっ１８歳であの背と態度かよ
俺負けてる？

「Aの事好きなんだな・・」

「シスコンなだけ笑
ウォルター日本語ペラペラだから」

食事はAとウォルターの通訳で和やかに進んでいった
俺を睨むのは相変わらずだけど

「Aに笑顔が戻ってよかったよ
　ジョンウンありがとう」

意味が解らないなんのお礼をホスト両親に言われてるんだ

「ジョンウン知らないのか」
俺は１８歳のガキに呼び捨てタメ口か・・・

「A なに？」

「・・・・・・・」

「A無理するな僕が話すから」
ウォルターが話はじめた

.