ご指名→チェンジ ページ38
「お嬢様 ご指名ですか」
「シウォン」
私は自分の計画を話した
観光で何回も渡韓〜日本〜渡韓を繰り返すよりも
きちんと学生ビザを取って落ち着いて勉強して彼の傍にいたい
それはいい考え？
それに私の付け焼刃のハングルでは上手く説明できないから
シウォンに話して欲しい事も
＜キュヒョン＞
今日の隣はシウォンヒョンか
台本でも読んで静かにしてくれないかな
僕はゲームしたいから
ドサッ。シウォンヒョンにしては静かに座ったな、と隣をみると
「ジョンウンヒョン 何でAは？」
「Aがシウォンと話があるそうだ。はぁ」
タメ息がでる
「ヒョン。やばいですよ
相手がやばすぎですよ
ヒョンより背が高い
ヒョンより金持ち
ヒョンよりイケメン 世界ランクですよ
ヒョン・・勝てるとこないですよ
捨てられますね・・・黒笑」
Aがそんな基準で男を選ぶなんて思ってないですけど
これは言ってやらない
ばちーん
「いたっ ヒョン なんで殴るんですか」
「煩い 黙ってゲームしてろ」
そんな事 お前に言われなくても解ってるよ
シウォンの方が・・・・
でもなAに愛されてるのは俺なんだよ
俺だよな・・・
俺は音楽を聴きながら眠ってるフリをしていた
隣の弟はゲームに夢中のフリをしていた
だって俺達 シウォンがこっちに向かって歩き出したのを同時に
肘でお互いに知らせてた
「どした？」
「Aが食事して少し眠りたいから、ヒョンに傍にいて欲しいそうです」
「ん 悪かったな」
食事と睡眠は俺が傍にいないとな やっぱり
俺は嬉しさを隠せてたかな
「ジョンウンヒョン＜悪かった＞とか余裕の発言してるけど
顔は余裕ないですよ」
最後までブラック弟はひと言多い奴だ
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作者名：calla | 作成日時：2016年1月16日 16時
