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何度かの朝を一緒に過ごして解ったことがある

Aは寝起きの機嫌が悪くはないけど
起きるのは苦手みたいだ

特に今朝は
朝方まで離してくれなかったから

正確には俺が離さなかったからだけど


「おはよ。起きて」

「眠いzzジョンウンのせいだ」

「頑張るよ 俺は。今からする?」
 ダメだ朝から可愛すぎる
 トロンとした顔で俺のせいだとか言う

「しないもん」
 真顔で朝からするとか言うから恥ずかしくてシーツ被るしか抵抗できない

「したいけど、仕事なんだ
 今日は早く終わるから約束してた旨い韓国料理食いにいこ
 4時か5時くらいにはホテルに迎えに戻るから用意しといて
 朝も昼も一人でもちゃんと食べろよ
 出かけてもいいけど 男と・・」
 
俺の言葉を最後まで聞かずに

「わかってる<知らない人についていかない>でしょ
 大人だし大丈夫。」

大人の女だから心配なんだ
どこにも一人で行かしたくない


「ごめんな。韓国にいるのに俺が仕事ばっかで」
 
「急に来たんだもん。大丈夫
 いってらっしゃい CHU」


Aからしてくれた
もう一度抱きしめて濃厚なのをお返しに



<楽屋>

こんな事を思い出して自分の世界に浸ってんだ

そんな俺をBlackな弟が見てたんだ


「ヒョン そろそろ話してくださいよ
 昨日のイベの彼女のこと 可愛い弟に秘密はなしですよ」
 
黒い笑いで聞いてきた
こいつには嘘ついても追及されるんだよな
どこが可愛いのか意味はわからんが


仕方がないから彼女ができたことだけは教えてやろう

思った通りだ
ヒョンに彼女ができた
僕を誤魔化そうとしてるけど ヒョンには無駄な抵抗です
ステージから見ただけでも可愛いのはわかったし
会いたいな


「今日の撮影俺からな、食べにいくんだ」
 しまった。言わなくていいことまで
 
「僕も撮影のあとはオフなので連れて行ってくれますよね」
 これは決定事項です

「ん・・・」

「ヒョン」
 睨んでみた


「わかったよ」
 はぁーため息が・・・








 

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作者名:calla | 作成日時:2016年1月16日 16時

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