Flash

ep.9 ページ12

.





そしていよいよ女の子の練習生たちの評価が始まろうとしていた







ﾅﾖﾝ「次は私の番だ！行ってくるね！」




どうやら女の子の練習生の評価はナヨンオンニが1番最初みたいだ



少しかたい表情で言うオンニ

『大丈夫！オンニならできます！ファイティン！』




【キムナヨン練習生、評価を始めます】

【ポジションは...ボーカルね

では、始めてください】







〜♪
この曲知ってる、BoAのメリクリだ



オンニの綺麗な歌声がスタジオに響く







曲が終わるとみんな感動でため息を漏らしていた

すごい、オンニ、スタジオの空気を一瞬で変えちゃった






【すごく綺麗な声だ】
【感情がこもっていて聞いていて惚れ惚れしたわ】


ﾅﾖﾝ「カムサハムニダ！！」



オンニ、とっても嬉しそう
その姿を見ているとこっちまで笑顔になる




【ポジションはボーカルのようだけど......ダンスはできる？】

ﾅﾖﾝ「......やってみます！」






〜♪
流れてきたのはLoveWhisper

さすがトレーナーさん、オンニに似合う曲を分かってる！！！！
と、心の中で感謝する





慣れないダンスで始めは緊張していたようだったが、知っている曲で安心したようだ




【.........うーん、歌はいいんだけどね、ダンスが...


まだ自分のものにできていない感じがするわ】



ﾅﾖﾝ「......はい、」


【表情の変化があまり無くて少しつまらなかった】





トレーナー達の評価に暗い表情になるオンニ
見ていてとても胸が痛む







【キムナヨン練習生




Cです】




ﾅﾖﾝ「...カムサハムニダ！」





ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ＿＿＿＿＿







ﾅﾖﾝ「A〜！ただいま！」

『おかえりオンニ』

ﾅﾖﾝ「ちょっと力が入りすぎちゃったかな、悔しい」




そう言って笑うけど、その顔はすこし寂しそうで
どういう言葉をかければいいか迷って抱きしめてしまった







ﾅﾖﾝ「......ふふ、ありがとうA」


『ぜんぜんですよオンニ』





抱きしめていた腕を離すといつものほわほわ笑顔のオンニに戻ってくれた






その後も女の子の練習生のテストは続き、悪い評価を受ける練習生がたくさん出た



【これじゃあ男女混合にした意味が無い】
【DとXが多いな、おままごとじゃないんだから...】


頭を抱えるトレーナー

......とうとう1番最後である私の番だ






.

ep.10→←ep.8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す