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ep.34 ページ39

ハンギョルside






＿＿＿＿＿どのくらいたったんだろう


だんだんAちゃんも落ち着いてきたみたいでほっとした








『...もう、大丈夫です

長い時間すみませんでした、』



ﾊﾝｷﾞｮﾙ「いいって、ほっとけなかったし





...てか、手...ちょっと見せて」



『え？』






そっと彼女の手をとると、さっと赤くなっている
ところどころ皮がすりむけていて少し血が出ていた




そういえばさっき手踏まれてたような、、







ﾊﾝｷﾞｮﾙ「こういうの地味に痛いよな…...はい」





ちょうど持っていた絆創膏を貼って
あれ？俺いまイケメンじゃね？とか思ってみる←







『ありがとうございます...優しいですね、ハンギョルさん』





ﾊﾝｷﾞｮﾙ「いやいやこれくらいは男として当然......え！？Aちゃん俺の名前知ってんの！？」








名前を覚えてもらっていたことで少しテンションが上がる



私の名前も知ってるんですか？

とびっくりしながらも笑顔で喜ぶ彼女
クルクルと変わる表情がおもしろくて目が離せない






なんだか守ってあげたくてほっとけないような雰囲気をまとっていて


妹がいたらこんな感じなのかな、と思った





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