騎士王と業火の姫君弍ノ章 (ページ41)

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第8休日編① ページ41

ヴァルカンに迎えに来てもらって第8に帰ってくる。
シスターも出迎えてくれたし、やっぱり第8は心地良いなぁ。

マキ「シンラ退院おめでとう！！直接いけなくてごめんね！！心配してたんだよ！！」

マキさんも廊下で出迎えてくれた。
どこかに電話中のAもこっちを見て手を振ってくれる。
めちゃくちゃ盛り上がってるみたいだけど誰なんだろ。

A「いやいや無理ですって〜///今はまだTシャツ着てるんでいいですけど…！えー、いや、それは困ります。私服のセンス最高ですもん。わかりましたよ、頑張りますから出来に文句言わないでくださいね！？」

マキさんに連れられて部屋に入ると筋トレに励む大隊長、中隊長、アーサーがいた。
ヴァルカンも颯爽とその中に加わっていく。
ポカンとした俺に大隊長が説明してくれた。

桜備「特殊消防隊ヌードカレンダーだよ！！」

シンラ「はぁぁぁ！？」

去年のカレンダー見ながら大隊長と中隊長の話を聞く。
人気メンってなんだよ…。

シンラ「盗撮、作り物の体、砂利軍団－…
これに負ける第8ってどうなんですか？
ってかすげー嫌な予感するんだけど…A、さっきの電話の相手誰だよ！？」

A「え、え！？えーと…なんでシンラに電話の相手言わなきゃいけないの！！彼氏か！！」

アーサー「Aの彼氏は俺だぞ、悪魔！！」

怪しい様子のAに話をややこしくするアーサー。
大隊長の力コブラで爆笑するマキさんとシスター。
戻ってきて早々、頭を抱えずにはいられなかった…。

それから撮影日まで時間があれば筋トレとツインコブラの練習に励まされた…。
何故か途中から筋トレの出来を確認するとか言って、ちょくちょくマキさんが部屋に入ってきて写真撮っていたのが気になったけど。

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マキ「全くー、私だって好き好んで見たい訳じゃないんだからね！」

A「ありがとうございますっ！！これで火華大隊長との約束が守れます！」

マキ「今度の休み、アーサーと出かけるんだっけ？」

A「そうなんです！この前ヴァルカンの所行った時にアーサーの私服わりとシンプル大人めだったんで、私も合わせようと思って」

青春してるなーってマキさんに微笑まれた。
たまにしかないお休みだから少しでも可愛いと思ってもらいたい女心だ。

マキ「ちなみにこっそり撮ったアーサーの写真もあるよ」

その言葉に顔を真っ赤にした私。
もらったけど。
机の引き出しに隠しました。