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ヴァルカン「今からここに来た甲斐があるいいもんを見せてやるから大人しく帰ってくれ」
そう言ってヴァルカンさんが見せてくれたものはすごかった…。
すごい、としか言えなかった。
私とアーサーは目をキラキラさせながらそれを見て、シスターは涙を流していた。
ヴァルカン「″天照″は皇国の人間分のエネルギーしか賄えない。だから世界全体を再生できる″天照″以上のエネルギー源を造り出しー
絶滅した動物をこの世界な復活させる！！それが俺の夢だ！！」
そう言ったヴァルカンさんはすごく良い顔をしていた。
ヴァルカンさんが第8の機関員になってくれたらいいなぁ。
桜備大隊長には第8に相応しい人間か確認して欲しいって言われたけど、間違いなくヴァルカンさんは第8に相応しい人間だ。
ユウ「何回見てもいいものですね！！シンラさんたちはどうでしたか！？」
アイリス「私、感動しました！」
A「すごかったですっ！！」
アーサー「やばい…」
シンラがヴァルカンさんを第8に誘うけど、その答えはノーだった。
そして仕事があるからと工房に戻ってしまう。
リサさんの話を聞いているとヴァルカンさんは本当に優しい人みたいだ。
ヴァルカンさんの夢、叶うといいなぁ。
リサさんとユウくんの2人と分かれて4人で話していると急にシンラが足を抑え出した。
アーサー「…オイ、どうかしたのか？最近変だぞ…」
アーサーが表立ってシンラを心配するなんて相当だ。
私はあまり気付かなかったけど、そんなに最近のシンラはおかしかったんだ…。
A「これからどうしようか…」
アーサー「勧誘は無理そうだ。いったん第8に戻った方がいいかもな…」
シンラ「ここから離れられなくなった。
ヒーローの直感だ！！」
シンラからDr.ジョヴァンニがヴァルカンさんの命を狙ってると聞いた。
でも直感でしかないから応援は呼べないという。
アーサー「ヴァルカンにそれを伝えるにしても信じると思うか？だいたい俺も信じてないぞ」
アイリス「その直感、シンラさんが言われていた″アドラバースト″と関係があるのでしょうか」
シンラは浅草でも同じことがあったらしい。
紺炉中隊長に呼ばれた気がしたと思ったら紅丸さんに矢が向かっていた、と。
A「私はシンラの話、信じるよ。何したらいい？」
シンラ「A…、サンキュー。
3人は工房に戻ってヴァルカンに身の危険を伝えてください。素直に聞き入れてもらえるならそのままどこかへ身を潜めたほうがいい」
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作者名：ちゃき丸 | 作成日時：2022年1月15日 4時
