四話 ページ6
Aside
俺は今日も1人で『いつもの木』の傍で静かに本を読んでいた。
兄妹達と遊ぶのは別に嫌いじゃない。嫌いじゃないけど…みんな父さんが死んでからずっと兄ちゃんと一緒にいるようになった。
それが寂しくて、でもそれを言葉にすることも恥ずかしくて日中のほとんどをこの場所で過ごしていた。
?「A。」
A「ビクゥッ……」
そんなことを思いながら読書をしていると誰かに呼ばれ、思わずそれにびっくりしてしまい肩を大きく跳ねさせてしまった。
呼ばれた方向を向いてみると兄ちゃんがいつものように優しい笑みを浮かべこちらを見ていた。
A「に、兄ちゃん…びっくりさせんなよ…」
兄ちゃんに向かってそう言うと今度は困ったような笑みを浮かべて
炭治郎「あはは、ごめんなA。」
と謝り
「それはそうと今日も町に炭を売りに行ってくるよ」
と言った。
このままずっと2人で居たいという気持ちは抑えていつものように
A「ふーん…行ってくれば…」
と冷たく言い、本に視線を戻した。
するとこれで炭を売りに行くだろうと思っていると突然
炭治郎「春になったらまた一緒に桜…見ような」
と俺が好きな笑顔でそう言ってきた。
..
思わず俺は"桜"と"一緒に"という言葉に反応して小さい声ながらも
A「ん…絶対だからな…」
と言った、そして
炭治郎「じゃあ俺はいってくるから冷えないうちに家に入れよ」
とおそらく姉にも言っただろうこの言葉を言って炭を売りに行った。
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遠井茜(プロフ) - 続編楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年10月18日 23時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
夜蝶桜(プロフ) - 遠井茜さん» いえいえ!こちらこそこの作品を読んで下さりありがとうございます!そして前のコメの時に返せなくてごめんなさい…(´TωT`)しばらく更新出来ない状態が続きましたがこれから頑張ってやって更新していこうと思うので是非よろしくお願いします…!! (2020年9月25日 23時) (レス) id: f7d54b2a35 (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - 更新 ありがとうございます! (2020年9月25日 23時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - この話すごい好きです! (2020年8月18日 23時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
夜蝶桜(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます!マジですか…!良かったぁ← (2020年8月5日 22時) (レス) id: 6fde61d122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜蝶桜 | 作成日時:2020年6月17日 18時