三話 ページ5
炭治郎side
禰豆子から言われたあの『いつもの木』に行く。
Aは俺と桜を見に行った時の場所を気に入り、桜も咲いていない夏や秋、冬までもそこで読書をしている。
Aはいわゆるつんでれとかいう性格で"好き"とかあまり感情は人の前で出さないがあの時のAは誰がどう見ようと目が輝いていた。
その時からAは春は桜の花びらを集めたり、それ以外の季節は読書をしたりともはやあそこはAの第二の家と言えるほど落ち着くらしい。
そんな感じで過去に浸っているとあの時桜を一緒にみた所の近くにある木が見えてきた。
丁度死角になっている場所をそっと見ているとやっぱりAが静かに読書をしていた。
炭治郎「A。」
A「ビクゥッ…に、兄ちゃん…びっくりさせんなよ…」
俺がAの名前を呼ぶと呼ばれるまで気づいていなかったのか肩を大きく跳ねさせそう言った。
炭治郎「あはは、ごめんなA。それはそうと今日も町に炭を売りに行ってくるよ」
A「ふーん…行ってくれば…」
Aはそう言うとまた本に目を向けてしまった。
だが完璧に寂しいという匂いを漂わせていた。そんなAを見て思わず頬が緩み
炭治郎「春になったらまた一緒に桜…見ような」
Aに向かって笑顔でそう言った
すると"桜"という言葉に反応したのか小さい声ながらも
A「ん…絶対だからな…」
と言った。
炭治郎「じゃあ俺はいってくるから冷えないうちに家に入れよ」
と禰豆子にも言ったこの言葉を言いその場を後にした
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遠井茜(プロフ) - 続編楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年10月18日 23時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
夜蝶桜(プロフ) - 遠井茜さん» いえいえ!こちらこそこの作品を読んで下さりありがとうございます!そして前のコメの時に返せなくてごめんなさい…(´TωT`)しばらく更新出来ない状態が続きましたがこれから頑張ってやって更新していこうと思うので是非よろしくお願いします…!! (2020年9月25日 23時) (レス) id: f7d54b2a35 (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - 更新 ありがとうございます! (2020年9月25日 23時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - この話すごい好きです! (2020年8月18日 23時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
夜蝶桜(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます!マジですか…!良かったぁ← (2020年8月5日 22時) (レス) id: 6fde61d122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜蝶桜 | 作成日時:2020年6月17日 18時