竈門家のもう1人の鬼になった兄妹 壱

十四話 ページ16

どうしても2人だけでも助けたい俺はそう言って土下座をした。

するとその瞬間、

？｢生殺与奪の権を他人に握らせるな！！｣

炭治郎｢ﾋﾞｸｯ！｣

？｢惨めったらしくうずくまるのはやめろ！！そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない！！｣

｢奪うか奪われるかの時に主導権を握れないと弱者が妹と弟を治す？仇を見つける？｣

｢笑止…！！千万！！！｣

｢弱者には何の権利も選択肢もない！悉く力で強者にねじ伏せられるのみ！！｣

｢妹達を直す方法は鬼なら知っているかもしれない！だが！！鬼共がお前の意志や願いを尊重してくれると思うなよ！当然俺もお前を尊重しない！！それが現実だ！！｣

｢なぜ！さっきお前は妹に覆いかぶさった！？あんなことで守ったつもりか！？｣

｢なぜ斧を振らなかった！なぜ俺に背中を見せた！！

そのしくじりで妹を…ましてや弟まで取られている！！｣

｢お前ごと妹を串刺しにして弟をころしても良かったんだぞ！！｣

そんな次々と言われた言葉に何故か俺の息が荒くなっていた。

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