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ちなみに、合コンをすることになったきっかけは、萩原くんに助けてもらった私の友達2人が、イケメンだとはしゃいだ事がきっかけらしい。
なぜそれで最終的に合コンに繋がるのかはよく分からないが、まあノリと勢いなのだろう。萩原くんだし。
何だかよく分からない始まり方をした合コンだったが、中々いい具合に進んでいる
……私と松田くん以外は。
空気になって、存在を押し殺していればいつの間にか萩原くんと、もう1人と友達2人で盛り上がっていた。
最初からこういう感じを目的としていたため、1人ちびちび料理をつつく……ことも出来なかった。
そもそも他4人で盛り上がっているなら必然的に私の会話相手は真正面の松田くんになるわけで。
「おい」
『……』
「おいっつってんだろ」
やだ。もうこの人怖い。
返事しろ、という目の前の人の圧に負けて、渋々口を開く。
『……ご趣味は』
「合コンかよ」
『合コンだよ』
そこは、お見合いかよ、とツッコむべきではなかろうか。なんて無駄な考えが頭をよぎったが、面倒臭いことになりそうなのでお口チャック。
『そういえば、松田くんって今何の仕事してんの？』
何か話さねば、という場の圧に負けた結果の話題がこれである。まあ人に合わせるのが苦手で傍若無人の上、いかつい顔面という松田くんの職業が、ちょっと、ほんの少し、1ミリくらい気になったりした。
「あー警察」
『ｹｲｻﾂ』
驚きすぎて思わず復唱してしまった。
警察って、あの警察？？お国の安全を守る警察？？
「萩もな」
『萩原くんも！？』
じゃあ、友達が助けてもらったってそういうこと！？
何で助けてもらったから不明として意外すぎる。
『……そっか。そんなお国の安全を守るために奮闘している素晴らしい人達の時間をとる訳にも行かないし、じゃあ私は帰……』
「らせねぇ」
流れるように財布に手をかけお札を取り出す。それを机に置き、スっと席を立って出口に直行しようとすれば、ガシリと手を掴まれる。
いやもうこの人怖い。力強いよおてて痛いよ。
ニコリと微笑んで『帰らせて？』と目で訴えれば、そのまま目で「帰らせねえよ」と返事された。おかしいな。2人とも一言も喋ってないのに会話が成立している。副音声かな。
帰らしてもらえないことを悟った私はため息を吐いて、さっきまでの定位置に座り直した。
松田くんのこと諦めてもう会わないつもりだったのに。こういうのを計画倒れって言うんだったか。
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✧︎ - 本当に好きすぎて一気読みしてしまいました…素敵な作品をありがとうございます！！ (4月14日 1時) (
レス) @page50 id: 28351a5556 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎのバター炒め(プロフ) - あわさん» はわわわ神作？神作なんて言ってもらえるんですか……？すごく嬉しいです！私の文章力で松田陣平の素晴らしさを伝えきれているのか分かりませんが……笑 更新頑張らせていただきます💪 (2023年4月16日 18時) (レス) id: 61116f8e5d (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - 素晴らしい…神作すぎる…更新待ってます！ (2023年4月16日 8時) (レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎのバター炒め(プロフ) - ？？？さん» ひぇぇ好きだなんて言って貰えるなんて……ありがたいです！続き書きます！そちらこそ体調に気をつけてくださいね(*´﹀`*) (2023年2月26日 17時) (レス) id: 61116f8e5d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎのバター炒め(プロフ) - アリアさん» 本当ですか！？そう言ってもらえるなら喜んで続きを書かせていただきます(^ - ^ )コメントありがとうございます！ (2023年2月26日 17時) (レス) id: 61116f8e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ | 作成日時：2023年2月22日 17時
