遮断された世界。１ ページ19
Aside
目が覚めると、
マスターは、床に座り込んで、楽譜を書いてた。
昨夜の余韻が残ってる、気怠いカラダ。
あんなに普通な感じで西瓜食べた後、
また、求められるなんて・・・
触れたくて、
ずるずると板張りの床に落ちるように降りて、
広い背中に抱きつく。
「A、起きた？おはよ」
マスターが振り返って、
不意打ちの朝のキスして。
髪をわしゃわしゃ、
ワンコにするみたいに撫でてくれた。
「おはよ。章大」
愛おしさが溢れて、
頬にちゅってして、
ぴとっと張り付くようにくっついた。
「甘えたさん。
朝から、刺激、強いわ」
薄い夏布団をかぶってるだけで、
何も着てない、素肌。
マスターが、刺すようにじっと見るから。
本能のまんまに甘えてしまったことが、
急に恥ずかしくなる。
「何か着る」
「あかん。このままで」
指先が伸びてきて、
肌に触れられる。
それだけで、
甘い刺激が走って、
胸の奥がじゅんと音をたてた。
昨夜、教えられた、
はじめての深い感覚が蘇って、
続きを与えて欲しくて身体が疼く。
マスターのキスも、さっきまでとは違ってる。
お互いを探って、浅くなる呼吸。
甘ったるい誘惑に流されそうになったけど、
ほんのちょこっと残ってた理性が勝った。
「ダメだよ、朝からは」
「なんで？今日は定休日やで」
「そうだけど、明るくて恥ずかしいし。
朝からこんなことして、
堕落した人間みたいでダメ」
「分かりました。
夜ならええん？」
マスターがやけにかしこまって聞いきて、
可愛い。
「夜なら・・・」
「分かった。
夜まで我慢するから。
もう、今日はずっとここにおり？」
「ん、いいの？」
「Aが俺を、こんな風にさせてんやろ？」
「こんな風？」
「んー、堕落した人間？」
二人して吹き出した時、電話が鳴った。
先月受けた会社だといいな、
そう思ったのに。
相手は、真司だった。
慌てて、Tシャツ着てる私に、
「一昨日の男？」
マスターが、ちょっとそっぽ向いて、
つまんなそうに聞く。
「うん。
どうしたんだろ。
電話なんて」
「出るん？」
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美穂(プロフ) - マスターも更新！有難うございます。 (2020年10月12日 0時) (
レス) id: f4c26da760 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - foolさん、更新ありがとうございます！！待ってましたーー！！マスター会いにきてくれて2人がクリスマスを一緒に過ごせて嬉しいです。今、最初からまた読み直してみました。幸せな気持ちと切ない気持ちとまた幸せな気持ちと…色んな感情が…今後も楽しみにしています。 (2020年10月11日 22時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ついに…やすくん来てくれたんですね！！ちょうど良いところで続きに…(*/∀＼*) 主人公も東京の会社に就職とは！やすくんと距離も近くなれそうな…！そわそわしてきました！笑 続きも楽しみです！ (2020年5月14日 2時) (レス) id: 22258ff530 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます。大阪のライブのあと2人が会えますように…ハラハラドキドキしてます。メンバーの中に相談できる相手が居て良かったです！｡･ﾟ(ﾟ⊃ω⊂ﾟ)ﾟ･｡ (2020年5月12日 13時) (レス) id: 22258ff530 (このIDを非表示/違反報告)
亜季(プロフ) - マスター私も会いたいよー！会いに来てー！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: a8bccc7358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2020年3月4日 7時
