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[JN side]
JN「うわっ！」
今日はサークルに出る日、(そしてAちゃんとの約束の日)だからお店を他のスタッフに任せて大学に来て、廊下を歩いていると何者かに引っ張られた。
JN「誰だっ！？」
「先生っ 静かに…！！」
何だ。Aちゃんか。
…
え。なんで。
JN「Aちゃん？どうした！？」
もしかしてこの前、許してくれたのは演技でタイミングを見計らって復讐しにきたとかじゃないよね？やめてお願い。
「先生…今日ですよね？」
JN「な、なにが…？」
「えっ、……あ、なんでもないですごめんなさい。」
今日も相変わらずふわふわした髪の毛を揺らして、話す彼女。投げかけられた質問に頭がついていかないまま答えると、急に泣きそうなくらい落ち込んだ表情を見せるから驚いた。
JN「Aちゃん、？」
「大丈夫ですっ 本当になんでもないです！
ただ、先生覚えてるかなって…それだけで…」
作った笑顔と最後の方が聞き取れないくらいの声で
歩いていこうとする、Aちゃんの腕をつかんで引き止めた。
彼女の事になると考えるよりも先に体が動いてしまうのはきっと俺の悪いくせになってる。
「…ぇ？」
JN「あー… いや今日Aちゃんは何時くらいまで
空いてるのかなって思って。簡単なケーキのメニ
ューだけど、時間があるなら他にも作れるかもし
れないからさ、！」
「えっ、先生 覚えてたんですか…？さっき聞いた時なにがって…」
…あ！！さっきの今日ですよね？ってそれの事か！？(←鈍感)
JN「あーごめんごめん、ちゃんと覚えてるよ」
「ほんとですか…？あぁ良かったぁ」
安堵のため息をついて にっこりと笑った彼女は、すっごく楽しみにしてます！ と俺に頭を下げたあとひらひらと手を振って行ってしまった。
結局俺は今日も年下の君に振り回されてるみたいだ。
…
JM「ねぇグガ、あそこにいる子ってAちゃんか
な。」
JK「…だと思います多分、」
JM「話している人だれだろう…？」
JK「知らないですそんなの。」
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作者名：m02 | 作成日時：2020年7月20日 20時
