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JN「ユンギや、ちょっとあっち手伝って」
YG「あーはい。」
ユンギ先輩がするりと離れていくと、ジン先生が私と目線をあわせるように屈んで
JN「…あのさ、この後ちょっとだけ時間もらって
もいい？」
控えめに、だけどしっかり私の目を捉えて小さく聞いた。それが昨日 起きた事に関係してるなんてことは私でもすぐに察することができて。
「はい…」
何か言われるのかな、
昨日のことは忘れてくれ とか？
昨日はちょっとむしゃくしゃしてたんだ とか？
頭の中でそんな予想が浮かんで、
考えるのは先生の事ばかり。
…
私の予想は大はずれだった。
JN「本当に本当に本当に ごめんねAちゃん
ぶっ叩いていいよ 俺の事」
「もう大丈夫ですって〜！！
そんなに謝らないでくださいいいい」
土下座するくらいの勢いで謝り続けるジン先生は、ちょっと頭おかしいんじゃないかと思ってしまうくらいに必死で、何を言われてるのかと身構えていた自分がバカらしくなってきた。
JN「いや、でも…本当に最低なことした…
パクジミンくんにも申し訳ない。」
え？
「ジ、ジミン先輩？」
JN「え、？ 付き合ってるでしょ？」
こそっと 突拍子もない事を呟いた先生を
そろそろ本気で心配し始める
「先生…
ちょっと働きすぎなのでは…」
JN「隠さなくていいよ、俺知ってるからさ」
「何言ってるんですか！？」
JN「…？
この前のサークルの帰りだよ。一緒に帰ってくと
こ見ちゃったんだ。」
「あぁ！あの時！」
転んでしまった私を助けてくれた時のことを思い出す。確かにジミン先輩は 距離感が近いしお姫様抱っこまでしてもらった(された？)から、外から見たらカップルのように見えていたのかもしれない。
「違います違います 私がちょっと転んでしまったところを助けてくれたんです。ジミン先輩とはその時が初対面でしたし」
JN「でも、その後 一緒に帰ってたよね
カップルにしか見えなかったよ」
「一緒に帰ったというか…助けて下さったお礼に何かしたいと言ったらカフェに付き合って欲しいという事だったので…」
JN「ふーん、カフェ行ったのか、
どこのカフェ？」
店名を伝えると、興味無さそうに視線をそらして
俺の店に来れば良かったのに と唇をとがらせる。それは綺麗な顔に似合ってなくてなんだか可愛い。
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作者名：m02 | 作成日時：2020年7月20日 20時
