雅 -miyabi- 第1章 (ページ6)

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04. ページ6

＜嫉妬＞
CM side

CM『…遅い』

今日は早く帰るから
雅に一緒に行こうって言ってたのに
日付変わっちゃうじゃないか！

まさか、抜けがけ…？
いや、ヒョンに限ってそんなはず…

時計をチラチラ見るけど
一向に進まないし、ヒョンは帰ってこない

まさか、事故…？
いやいや、そんなことない！

でも…

CM『あぁ！もう！』

いても経ってもいられなくなり
俺は携帯を持って宿舎を出た

とりあえず、事務所に行ってみよう
もしかしたら練習に没頭してるのかも…

そういうところ、ヒョンにはあるし

Prrrr Prrrr…

あ、噂をすればヒョン！

CM『ヒョン、何してるんですか！？
今何時だと思ってるんですか！？』

思わずヒョンに怒鳴ってしまった

YH『チャンミナ、そんな大きな声出すと
A起きるから静かに』

CM『え…？』

ヒョンが言うには、店でAが泣いてて
抱きつかれていてヒョンが動けなくなってる…

ってどういうシチュエーションですか！？

とりあえず、毛布を事務所から
借りてきて持ってこいと

わかりましたよ！
行きますよ！

なんだかんだヒョンの言葉は絶対だ

こんな時にもヒョンに嫉妬する僕
情けない…

でもさっき、
ハルモニが亡くなったって…
ヒョンが言ってた

唯一の肉親を亡くしたんだ
だから、俺たちがAのこと
守ろうなってヒョンと約束した

Aとは…兄妹のような存在だった

時には姉さんのように振る舞い
時には妹のように甘えてくる

そんな関係が心地よかった

だけど、Aは
ヒョンにばっかり構うもんだから
ちょっぴり嫉妬していた

でも、ヒョンとの約束は必ず守ろう
そう決めた

事務所から毛布を借り雅まで行くと
電気がついていない

あれ？いるはず…

扉を開けた

YH『チャンミナ、やっときた』

ヒョンはほっと一息ついた

YH『たぶんここ数日寝てないんだと思う
事務所の練習室一室
借りれるようにお願いしてきて』

CM『わかりました』

ヒョンに毛布を渡すと
僕はもう一度事務所に戻った

＊＊＊＊＊

あにょはせよ♪^^ 作者です。
４話までお楽しみいただけましたでしょうか？

チャンミナの
ヒョンに対する嫉妬心が止まりません。笑
でも、なんだかんだ
尊敬してるヒョンなんです。

さぁ、次はBoAオンニとの話になりますー！