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47. ページ49

<和室の秘密>





ヒチョルオッパとイトゥクオッパと離れて
レコーディング室に篭ってから数時間

私はベクとギョンス、ジョンデの
歌唱指導真っ最中

3人とも綺麗な歌声をしている
そりゃ、人気にもなりますわ





『そろそろ休憩にしようか』





その言葉を待ってましたと
言わんばかりに反応する3人





レコーディング室のドアを開け
再びリビングへ行くと





HC『終わったか?』

『ってオッパたちまだいたの!?』

HC『ん…ちょっとな…』





和室から微かに線香の匂いがする…





手を合わせてくれたんだ
ありがとう…





『さて、そろそろ夕飯時だもんね
ご飯作るけど何食べたい?』

HC『お前が作ったのなら何でもいい』





そんなセリフさらっと言えるのは
あなたくらいですよ、ヒチョルオッパ





『ベクたちは?』

BK『えっ!? えと…』





ベクはオッパたちの反応が
気になるようでチラチラ見ている





CH『俺、ビビンバ食べたい〜』





意外にもジョンデの方が
意見を言えるようだ





BK『あ、俺、日本の…なんだっけ…
えと…じゃがいもとか人参が入ってる…』





お、ベクも食べたいものあるじゃん





『肉じゃが?』





答えを導き出すと
可愛らしい顔で頷くベク





『ギョンスは?』

DO『…お好み焼き』





よし、可愛い弟の為に作ってあげましょ!





『座って待っててねー』





と声をかけて
キッチンに立つ





HC『A、ゲーム借りっぞ』

『はーい』





どうやらヒチョルオッパは
ベクとジョンデをゲームに誘うようだ

少しでも後輩と仲良くしたいんだな





DO『手伝います』

『え、いーの?ありがとう』





トゥギオッパは…
あれ?いない…





ギョンスにキャベツを切っててもらい
キッチンを離れ
人の気配がある和室へ向かうと

仏壇の前にはトゥギオッパ
手を合わせて泣いてる…





『オッパ…?』





私の声に反応して
涙を拭き笑顔で振り向くオッパ





LT『A、どうしたの?』

『ご飯作るんだけど、
何食べたいかな…って…』





ふと目線を落とすと
そこには日記帳





『それ…』

LT『あ、ぐ、偶然見つけて…』

『…ないで』

LT『え?』

『だ、誰にも…言わないで…お願い』





その日記帳は…私の過去
あの頃の事を書いている





誰にも見られたくなかった





過去に蓋をして
今を生きているんだから

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萌絵(プロフ) - 名前変換は? (2016年7月13日 23時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mana | 作成日時:2016年6月26日 0時

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