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38. ページ40

<和室>
BK side





開いてる…と覗いてみると
リビングとは全然違う雰囲気の部屋





なんか懐かしい…
そんな風に思っていると





『そこはねー、和室って言うんだよ』





いつの間にか戻ってきたヌナが
のぞき込んでいる俺に声をかけた





『おばあちゃんが好きだったから
残してあるんだー』





そう言った顔は何処か寂しそうで
ヒチョル先輩とイトゥク先輩は
黙って聞いていた





BK『ヌナの…おばあさん?』

『そ、私のおばあちゃん親日家でね…
こういう和室大好きだったんだー』





はいっ!冷たいもの!
と渡された飲み物





一口飲んでみる





BK『あ、美味しいこのお茶』

『飲みやすいでしょ?
日本のお茶でね、麦茶って言うの』





これ飲むと夏がきたって
思えるんだー、と微笑むヌナ





BK『うん、飲みやすくて
何杯でもいけちゃうね!』





そう言うと、ふふ、と微笑んでくれたヌナ





『さ、飲んだら練習始めるよ!』

BK & CH & DO『はーい』

『オッパたちは?』





リビングのソファで寛ぐ先輩たちにも
ヌナは声をかける





HC『もうちょい休んでく』

『はいはい、帰るときは声かけてね』





手をヒラヒラさせて
先輩たちに手を振るヌナの後を追って
俺たちはレコーディング室に入る





それから、数時間
みっちりヌナに指導されたのは言うまでもない





『ベク、ここもうちょい頑張れない?』

BK『〜♪』

『ん、OK!次、ジョンデ』

CH『〜♪』

『流石だねー、はい、次、ギョンス』

DO『〜♪』

『んー、ここもうちょっと柔らかく…』

DO『〜♪?』

『うん、大丈夫!
みんな、だいぶ、力まないで
歌えるようになってきたね』

CH『ヌナの指導のおかげだよ』

『ほんと?』

BK『うん、なんか今までよりも
のびのびと歌えてる気がする』

DO『リラックスして
歌えるようになったかな…』

『そっか、よかったー』





笑顔で、ホッとした表情をするヌナの顔が
何とも言えず可愛くて
みんな、照れて顔が赤くなっていた





『ちょ、なんで、みんな
顔赤くなってるの?』

BK『えっ!?なんでもない!』

CH『そうそう!』

DO『ヌナが……可愛かったから…』





ボソッと呟くギョンス
ギョンス、お前……素直過ぎる…





『年上をからかうと痛い目見るよ?』

BK『ちょ、それ、どういう事?
めっちゃ怖いんだけどっ!』

『うそうそ、冗談(笑)』





レコーディング室は笑いに包まれていた

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萌絵(プロフ) - 名前変換は? (2016年7月13日 23時) (レス) id: bb5a902697 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mana | 作成日時:2016年6月26日 0時

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