雅 -miyabi- 第1章 (ページ39)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:223,457 hit

37. ページ39

＜先輩たち＞
BK side

『オッパたちなんでここに…』

Aヌナのお店の前で待っていたのは
ヒチョル先輩とイトゥク先輩

HC『暑いから冷たいもの貰おうと思って』

LT『そーそー
そしたら、お店閉まってたけど
ケータリングしてるのかなと思って
すぐ帰ってくるなら待ってようってなって…』

イトゥク先輩はチラリと俺達を見た

LT『ところでなんでEXOのメンバーが？』

イトゥク先輩
にっこり笑ってるけど

怒ってるよ…ね
こ、こわすぎる…

俺はぎゅっとギョンスの袖を掴む

『歌唱指導してたの
ほら、EXOの曲何曲か手伝ってるし』

そう、俺達の曲を
Aヌナが手がけているおかげで
歌唱指導してもらえる事になった

季節違うけど12月の奇跡なんて
まじでいい曲だし

HC『そんなの、
事務所でやればいいじゃん
なんでAの店でやるんだよ』

『今、空調壊れてて、蒸し風呂状態だから、
音響使えないんだって』

HC『確かウネが練習してたよな』

ヒチョル先輩が何処かに電話をかける

DH『あ、ヒョン～？
助けて…めっちゃ暑い…』

ピッ

HC『…どうやら本当のようだな』

『だから、言ったでしょ？
これから練習するんだから邪魔しないでよね
さ、みんな行くよー』

ヌナは2階へ繋がる階段へ案内してくれた

俺たちは、ペコッと頭を下げて
ヌナについて行く

LT『ってどこ行くの！？』

『何処って2階のレコーディング室
家でも曲作れるようにって
先生がお店改装した時に作ってくれたの』

目を丸くする先輩たちも
ヌナと俺たちについてきた

2階へ上がると廊下を挟んで
レコーディング室が1室と
後は住居スペースがあった

イスマン会長恐るべし…
どんだけ金かけてんだよ

しかもレコーディング室は
俺達が全員入っても充分なスペースがある

それだけ、ヌナには才能があるって事だ

『最近使ってないからなぁ
大丈夫かなぁ…？』

と笑いながら電源を入れていくヌナ

『っとその前に休憩しよ！
冷たいもの用意するって言ったもんね』

レコーディング室を1度離れて
リビングへ通される俺達と先輩たち

適当に座って待っててねー
と下に降りていったヌナ

先輩たちはドカッとソファに座るが
俺達はそのまま立ちっぱなしだった

周りをキョロキョロ見ていると
ひとつだけ扉が違う部屋があった