雅 -miyabi- 第1章 (ページ21)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:223,459 hit

19. ページ21

＜練習室2＞

カランコロン…

KH『来たよー』

ケータリングを取りに来たのは
キュヒョンだった

『ごめんね、この量を1人では
流石に持っていけなくて…』

KH『大丈夫、だってこれ
俺たちが注文したやつだもんね』

そう、この大量のケータリングは
Super Juniorのメンバーたちが頼んだもの

『ジャジャ麺ねー、作るの大変だったよ』

KH『ヒョンたち、
ほんと無茶言うんだから』

『でも、作るの楽しかったよ』

KH『Aは優しすぎ』

そんなんだからヒョンたちも
調子に乗るんだって
とぶーぶー言ってるキュヒョン

それでも、一緒に持って行ってくれるのが
キュヒョンの優しさだ

練習室の前に行くと
わいわいがやがやしてる練習室

KH『ケータリング持ってきたよー』

ドアが開いて中に入ると

RW『やったー！ジャジャ麺！』

LT『キュヒョン、ありがとー』

みんな相当お腹がすいていたのか
自分の分のジャジャ麺をもらうと
いきおいよく食べ始めた

HC『やっぱ、Aのジャジャ麺うめー！』

今度はラーメンよろしく！

なんていうヒチョルオッパ
麺類ほんと好きだなと思った

他のみんなも無言のまま
口に頬張っている

でも、食べてるみんなは嬉しそうで
作ってきた甲斐があったって事かな

キュヒョンもオッパたちもみんな
大盛りで作ってきたジャジャ麺を
すべて平らげてくれた

DH『A、今日はケータリング終わり？』

『ん？もう一つ届けなきゃ
行けないところがあるよ』

EH『どこどこ？』

『レ、レコーディング室…』

YS『あー、あそこね』

今日って確か…という
イェソンオッパの口を塞ぐ私

そう、念願叶ってあのオッパに会えるのです

EH『あれー？Aちゃんもしかして…』

『言わないでー
これでもめっちゃ緊張してるんだから』

大笑いされる私の顔は
きっと真っ赤だったんだと思う

『あ、そろそろ時間！
じゃあ、オッパたち頑張ってね！』

キュヒョンに
お皿後でお店に持ってきてね、と頼むと

KH『りょーかい』

キュヒョン、相変わらず優しいなぁ

RW『俺も手伝うー』

みんな、なんだかんだで
キュヒョンに優しい

昔のことも知ってるから
それはそれで嬉しかった

『じゃ、行ってきます！』

ドアから出る私を手を振って
みんな見送ってくれた