68杯 ページ19
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ん、まてよ、こんなオシャレなお店でコース料理で‥‥そんなお金持ち合わせてない‥‥！！！2万円で足りるのか‥‥？！
大「‥‥ん？どーしたん？なんか緊張してる？笑」
『え、あ、オシャレなところ過ぎて私場違いだなって‥‥』
大「なんで〜？そんなことないよ〜！結構カジュアルなイタリアンやから！リラックスして？」
『うぅ‥‥はいぃ。』
大「はは、俺もめっちゃ緊張してんねんで？」
『え？見えないです‥‥』
大「Aちゃんの舌に合うかなーとか、ちゃんと話できるかなーとか。思うよ？だから、楽しんでいつものニコニコ笑ってるAちゃんが見たいな。」
『‥‥はい！』
大「ん、よろしいっ。笑」
そういって自分もこうだから、と私をリラックスさせてくれる大倉さんに、失礼だと、目一杯このひと時を楽しんでやろうと昨日までの気持ちを呼び起こす。
大「約束も守ってくれたみたいやし。」
『約束？』
大「うん、どんな可愛い格好してくれるんやろな〜って言うたやん。」
『‥‥！』
大「そのワンピースめっちゃ似合ってるよ。Aちゃんの為に作られたみたい。小物もオシャレさんやな。髪も、下ろしてるの新鮮やわ。」
『‥‥‥//////』
こんな事言われて照れない女の子居るのかな‥‥居たら教えて欲しい。300円あげるから。
何も来るまでに言われなかったからダメだったのかと思ってたのに不意打ちで言うなんて‥‥！
『‥‥ありがとうございます‥‥』
そんな大倉さんだってめちゃくちゃかっこいい。
黒のスキニーパンツ。カーキのオータムニットとグレーのジャケット。シンプルな服だからこそスタイルの良さが目立つ。
『大倉さんも、素敵ですよ？』
大「、はず、でも、ありがとう‥‥」
お互い目を合わせたあと無言という少し気まずい空気の中、
店「お待たせいたしました。」
と、スパークリングワインのボトルを持ってきて、グラスに注ぐ。
きめ細かい泡がグラスの下から上へと龍のように登っていく。
店「では、お食事もご用意致します。」
大「お願いします。じゃ、乾杯しよっか？」
『はい！』
大「何に乾杯やろ？笑」
『んー、初ご飯に！』
大「はっは！そうやな、じゃ、初ご飯に、」
『「かんぱいっ」』
チン、と控えめなグラスの音が響いた。
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ちしる(プロフ) - かやさん» お手数おかけしました。現在解放してます！引き続きお楽しみください！ (2019年2月22日 2時) (
レス) id: 82436af789 (このIDを非表示/違反報告)
ちしる(プロフ) - まきさん» これからもぜひ、楽しんでくださいね。 (2019年2月22日 2時) (レス) id: 82436af789 (このIDを非表示/違反報告)
ちしる(プロフ) - napipiさん» これからもぜひ楽しんでください！続編公開しましたので、よろしくお願いします！ (2019年2月22日 2時) (レス) id: 82436af789 (このIDを非表示/違反報告)
ちしる(プロフ) - なつさん» パスワードは現在解放してます！引き続きよろしくお願いしますね！ (2019年2月22日 2時) (レス) id: 82436af789 (このIDを非表示/違反報告)
ちしる(プロフ) - 夏輝さん» 楽しみにしていただきありがとうございます！続編もよろしくお願いしますね！ (2019年2月22日 1時) (レス) id: 82436af789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちしる | 作成日時：2019年1月31日 0時
