テラス席の彼。(緑) (ページ42)

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42杯ページ42

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大倉さんとの話に花を咲かせていると、サラリーマン2人が入店してきた。

大「Aちゃん、ごめん、ちょっと待っててくれる？」

『あ、お気になさず、店長たちのところ戻ります！』

大「また、話そね？

いらっしゃいませ。こちらのテーブルどうぞ」

いつもとは違う、仕事モードな大倉さんも様になっている、そう思い、腰を浮かせて店長と横山さんの席を見る、と、

『あれ、居ない‥‥』

渋「帰ったで、2人なら。裏口からな。気付かんくらい、大倉と夢中に話してたもんなぁ？」

と、いつの間にカウンターに戻ったのか、ニヤニヤとした渋谷さんに声を掛けられる。

『え！なんで声掛けてくれなかったんですか‥‥！』

渋「そりゃおっちゃん達なりの気遣いってやつ？

ヒナ、すぐしばいたり怒ったりするけど、Aちゃんの事ちゃんと認めてるからこそやからな。可愛がられてるってことやん。」

幼なじみの渋谷さんにそう言われると、説得力がある。明日は盛大に謝って、何かお2人に差し入れを買っていこうと思った。

渋「で、何飲んでるん？」

『あ、オーロラってカクテル作ってもらいました。』

渋「‥‥ふ～ん。大倉、粋なことするやん。」

『え？私がリクエストしたんです、あんまり甘くなくて、スッキリするやつって‥‥』

渋「Aちゃん、カクテル言葉って知ってる？」

『カクテル言葉？』

渋「そう、花言葉ってあるやん、それのカクテル版みたいなもん。」

『へー！知らなかったです！オーロラにも、あるんですかっ？』

渋「そう、あるんよ。」

『なんですか？教えて欲しいです！』

渋「えー？どーしよっかな、、Aちゃんのチチのサイズ教えてくれたら言うたる。」

『はぁ！？言わないです‥‥！！渋谷さんのへんたーい！！！』

渋「冗談やん。笑」

『もぉ‥‥！』

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渋「偶然の出会い」

『え？』

渋「オーロラのカクテル言葉が、偶然の出会い」

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