テラス席の彼。(緑) (ページ4)

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4杯ページ4

『(ごちそうさまでした。)』

まだこのお店の雰囲気を楽しみたかったけど、
会社に戻らなくちゃいけないので、
また来ようと誓い伝票を手に店内に入った。

村「ありがとうございます～！たまごサンドのセットが700円ね～！」

『あの、おいしかったです。コーヒーもたまごサンドも。また、来ていいですか？』

村「ほんまに～？よかったー！コーヒー豆はこだわってんねん！！いつでも来てください～！よかったら、店のショップカードどーぞ！！」

『Cafe ‥‥、いん、インフィニティ‥‥』

村「たくさんの人が出会って繋がるカフェになるよーにって名前をつけてん～！」

『お兄さんがつけたんですか‥‥？』

村「そーやで！あ、俺店長の村上っていいます！
東京ってなんか冷たいやろー？だから温かくなるよーな場所作りたいなー思ってな！脱サラしてカフェ立ち上げたんや！‥‥って、こんな話お姉さんにしてもな‥‥！！ははは！！」

『いえ！！そんなことないです！！！とても、素敵です！！』

村「お、、ほーか？‥‥おおきにな！！なんや、お姉さんなんか辛気臭い顔しとったから、元気付けてあげたいなー思ってな、関西人の悪い癖やな～お節介やったかな？笑」

『え、そ、そんな顔してました？！』

村「まだ若いのに、なんか仕事無理矢理してんちゃうー？やりたい事やったらええよ～！若いうちになあ～」

店長さんに言われた言葉がとてもストンっと、胸の中に落ちた気がした。
このカフェで店長さんに出会って、何か変わるきっかけが出来たのではと、思ったのだ。