ひとつ屋根の下 Part8

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松倉side



元太) じゃあねー！いってきまーす


松倉) うん、行ってらっしゃい


しめ) 体調悪くなったら先生呼ぶんだよ！


松倉) .....ｺｸｯ....ありがとうしめ、



2人が病室を出て行ってしばらくは暇な時間。ベットの横にある棚から、学校の先生に貰ったプリントを取り出してやってみる。



海人) ...ん.....おまえ....また勉強？


松倉) うん、学校からプリント貰ってるの


海人) そっか.....よくひとりでやれるよな


松倉) わかんなくなったら、困るから、



海人は今治療期間でおやすみしてるらしいけど、ここにいるほとんどがちゃんと院内学級に通ってる。僕だって本当はちゃんと勉強したいけど、今の小学校辞めなきゃ行けないのは嫌なんだ



お昼ご飯の前になると学級に行っていた2人が帰ってくる。2人して楽しそうに学級の話を始めた。羨ましいと心の中では思うのに、なぜだかその気持ちに素直になれなかった



しめ) あっ、海人、後で先生来るって


海人) 先生.....ほんとに俺の事大好きじゃん


元太) そうそう、それに海斗にも会いたいって


松倉) えっ.....僕に？


元太) うん、ちょっとお話したいんだってさ


松倉) でも僕....学級には、行かないけど.....


しめ) まつくに会ってみたいって言ってたよ



みんなから話を聞いてると先生は優しい人みたい。僕のいた小学校の先生も優しくて大好きだった。僕が元気になるの待ってるよって言ってくれたし。


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