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川島side



今日もまたあの時と同じ雪の日だ。外の様子とは違って病室の中は暖かい。こうして病院に通うのも習慣化していて、病院の先生達とはほとんど知り合いになっていた



川島) かいとー今日も雪が降ってるよー



ベットで眠る海人の髪を撫でながら声をかける。最近は起きてる時間はほとんどなくなって、苦しそうにしていることも増えてきた。考えたくはないけど、自分の中で覚悟し始めたりしてる。



海人) .....ん.....のえ...る....くん....


川島) あっ起きた?苦しくない?


海人) ........コクッ.....


川島) 良かったー今日は寒いんだよねー



少しでも起きている時間は色々話しかけてあげる。海人は僕の身のない話にも小さく頷いたり、微笑んだりしてくれる。



海人) ....あっ......ゆき.....


川島) そう、今日は雪降ってるんだよ


海人) ...そと.....いき....たい.....



窓の外を見ていつもの一言。もうここ1ヶ月この病室から出ることはできてなくて、いや、これから先もきっとそれは叶わないんだと思う



川島) 外行けないから、窓の近く行く?


海人) ......コクッ.....


川島) 本当はお外行きたかったけどねぇ


海人) ゆき.....きれい.....だね.....



海人を抱えて窓の近くに移動させる。外をじっくり眺めて、まるで目に焼き付けるかのように空を見上げている。



川島) そろそろしんどくなるから、ベットいこ?


海人) ....ありがと......いつも.....


川島) いいだよ、海人が嬉しいなら俺は


海人) ....おれの...こと...すきすぎ.....



俺はきっと本当の兄なら、弟大好きな激甘お兄ちゃん。なんでもわがまま聞いてあげて、そんな時間が愛おしくて。いつかそんな関係に終わりが来るならどんな無理難題も答えてあげたいって思った



海人) おれ....しあわせだな.....



海人が小さな声で呟いた。海人にとってこんな些細なことが幸せなら、俺はどれだけ幸せなんだろう。毎日家に帰って、学校にも通えて。



川島) 海人、もうちょっと僕のそばにいて



もう一度目をつぶってしまった海人にそう声を掛けても、もちろん帰ってくることはない。彼に届かなくてもいい。僕のわがままだから。

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ぺえ - ありがとうございます、楽しみにしてます! (2022年2月7日 22時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
Chappi(プロフ) - ぺえさん» リクエストありがとうございます!了解です!少々お待ちください! (2022年2月7日 8時) (レス) id: fbcf6f8869 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - リクエストで、おまじないの続編を読んでみたいです!できれば宮近くんメインでお願いしたいです (2022年2月7日 3時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
Chappi(プロフ) - 倭さん» リクエストありがとうございます!詳しく書いていただいてお話浮かびやすいです!ありがとうございます! (2022年2月5日 20時) (レス) id: fbcf6f8869 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度もすいません。救急車を呼んだりするのはちゃかです💦 (2022年2月5日 19時) (レス) id: a8da3c9959 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chappi | 作成日時:2022年1月18日 15時

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