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海人side
りゅうの前で泣くなんて本望じゃないけど泣かずには居られなかった。顔を隠しながら泣いてる俺の顔を見て式中にも関わらず、にやにやしてるりゅうを見てちょっとだけ笑顔になれた。
式が終わって帰りの会を終えたりゅうと昇降口で待ち合わせをした。今日はりゅうの好きなことたくさんしてあげよっかななんて思っちゃってるあたり俺は相変わらずりゅうに甘いんだろうな
龍也) かいとー！
海人) おっ、りゅう！
龍也) ちゃんと聞いてた？泣いてたでしょ？
海人) うん、ちゃんと聞いてたよ、泣いてない
龍也) 嘘だ！俺見てたからねー
4年生になってちょっとだけ生意気になったりゅうは俺の事をおちょくる余裕まで見せるようになった。
海人) 今日上手にお話できてたね
龍也) ほんとに？めっちゃ緊張したんだー
海人) 俺も、多分閑也もちゃんと聞いてたよ
龍也) ねぇ海人......パパに会いたくなっちゃった
海人) 俺も.....閑也に会いたいかも
今日のりゅうの手紙を聞いてなんだか閑也に会いたくなった。大好きな閑也の笑顔とか、優しい話し方とか全部が懐かしくて家に帰れば待ってるんじゃないかなんて考えてしまう。
龍也) 海人、今日はハンバーグがいい
海人) りゅう、今日はその予定だよー
龍也) ほんとに！？やった！！
ハンバーグは閑也の好きな食べ物。だからまぁしっかりその準備をしてある。たまにパパが恋しくなってハンバーグ食べたいなんておねだりしてくることもあるからね
龍也) 海人.......抱っこして
海人) 抱っこ？もう4年生なのに？
龍也) いいから....抱っこして
海人) もう大きくなったしおんぶでもいい？
龍也) うん.....おんぶでもいいよ
大きな道から外れて2人きりになった時、久しぶりに抱っこのリクエストをされた。久しぶりに持ち上げると前よりすっかり重くなっててその成長が感慨深い。
海人) りゅうもおっきくなったなー
龍也) え？なんでー
海人) 前は片手で持てるくらい小さかったのに
龍也) そんな小さくないよ！
しばらく他愛もない話をしてると背中に乗るりゅうがずっしり重くなった。そして小さな寝息が聞こえてきた。その寝顔を見てとある1日のことを思い出した。
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Chappi(プロフ) - おさとさん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！モチベーション上がりまくりです！頑張ります (2021年12月31日 0時) (
レス) id: fbcf6f8869 (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - はじめまして！お話いつも楽しく拝見しております！心が温まるお話ばかりで、この作品が大好きです。これからも応援しています！（リクエストじゃなくてすみません💦） (2021年12月30日 23時) (レス) id: 51e00bf8ad (このIDを非表示/違反報告)
Chappi(プロフ) - Qさん» ありがとうございます！書いてみます！ (2021年12月29日 18時) (レス) id: fbcf6f8869 (このIDを非表示/違反報告)
Chappi(プロフ) - ぺえさん» ありがとうございます！了解です！遅くなってしまうかもしれませんが順番に書いていきます！ (2021年12月29日 18時) (レス) id: fbcf6f8869 (このIDを非表示/違反報告)
Q - 「テレパシー」がとても心が震え何十回も読み返しています。ぜひ、あの兄弟達のまた別の1日が読んでみたいです。 (2021年12月29日 11時) (レス) id: 940847baba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chappi | 作成日時：2021年12月4日 17時
