ひとつ屋根の下 Part2

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元太side



またしばらく学校を休んでから学校に行く。今日はクラスの人に病気のことを話そうと思う。兄ちゃんが病気だからって悪いわけじゃないって言ってたからね



｢この前はごめん、なんも知らなかった｣


元太) 俺もなんも言ってなかったし


｢なんかあったら言ってね｣



この前のやつらにはすぐに謝られた。すぐに許してやろうって気にはならなかったけどね。



それからしばらく学校にはちょくちょく休みながら無理ない程度に通えるようになった。それに親友と呼べる友達もできた。



元太) 兄ちゃん！今日も帰ろー


海人) 兄ちゃんでいいの？友達は？


元太) 今日は部活だってー


海人) そっか、よし！帰るぞー



兄ちゃんとの仲も相変わらずだ。来年は1人で登下校しなきゃと思うとなんかさみしいな。兄ちゃん留年してくれないかな。なんてね。



俺はいつでも周りの支えがないと生きていけない。迷惑だってたくさんかけてる。だけどそれはしょうがないこと。その分たくさんのありがとうと笑顔をみんなにお返しすることにしたんだ。



元太) 兄ちゃん！


海人) ん？どうした？


元太) いつもありがと！


海人) 急にどうしたの？


元太) いや、何となくね


海人) なんだよそれー


元太) でもほんとにいつもありがとね


海人) 恥ずかしいからやめてよ



俺の大好きな優しい兄ちゃん。心配性で俺の事になるとすっごく過保護。でもそんなところも大好きだ。



いつもありがと、世界一の兄ちゃん。

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