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元太side
久しぶりの学校は少し怖い。ただでさえ居場所がない教室も長い間休んだ後はさらに居心地が悪く感じるんだ。
「あれ、あいつ今日は来たんだ」
聞こえないように言ってるんだろうけど全部聞こえてる。俺だって休みたくて休んでるんじゃないって思うとなんだか悔しい。
放課後兄ちゃんのところに向かおうとするとクラスの奴らに引き止められた。
「お前もう帰んの?休んでばっかなのに」
元太) えっと.....その.....
「学校さぼってばっかでなんなの?」
元太) ご....ごめんなさい....
「ずるばっかしてんなら、仕事かわれよ」
元太) えっ......
そう言って日直の仕事を押し付けられてもなんだか言い返すことも出来なくて素直に従ってしまう。俺の弱いところだ。
怖くなって左のポケットに入っているポーチをぎゅっと握りしめた。なんで俺ばっかり、そう思うと悔しくて涙が出そうになる。
「おい、お前さっきから何隠してんの?」
元太) いや....別に隠してなんか
「いいから出せよ、早く」
半ば強引に奪われたポーチは俺からだいぶ離れた位置に投げられてしまった。もうこの状況に頭が追いつかなくて訳わかんなくなってきた。
俺休んでばっかりだからいじめの対象になっちゃったのかななんてやけに冷静になる。
____ズキンッ
元太) イッ....ハァッハァッ....ハァッ.....
やばい発作だって思った時にはもう遅くてただただ苦しくて痛くて、そして遠くに落ちてるポーチを見て絶望する。
俺が床にしゃがみ込めば仕事を押し付けたやつらは焦って教室から出て行く。そりゃ目の前で倒れられたらビビるよね。
1人になってしばらくすると苦しさと痛みで意識が飛びそうになる。誰か助けて、誰もいないのに心の中で何度もその言葉を唱えた。
____ガラガラッ
海人) 元太ー遅いぞー
兄ちゃんの声がする。迷惑かけたくないって思ってるのにやっぱり声が聞こえると安心する。出来損ないの弟で本当にごめんね。
兄ちゃん、助けて。
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. - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/caec3fafa04/←いい評価待ってますと高評価促すより先に、違反してることに気づいてくださいね。二次創作なので、オリ〇ラ、外してください。違反者。 (2021年12月5日 21時) (レス) id: 74b943358d (このIDを非表示/違反報告)
Chappi(プロフ) - イカさん» ありがとうございます! (2021年11月28日 23時) (レス) id: fbcf6f8869 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。設定や展開にもバリエーションがあって、いつも楽しみです。これからも応援しています! (2021年11月28日 20時) (レス) @page45 id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Chappi | 作成日時:2021年10月23日 15時