ひとつ屋根の下 Part2

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閑也side



ちゃかのことを何も知らないクラスのやつらは結構言いたい放題で正直なこといえばムカつく。ちゃかは聞こえてるはずなのに無反応だし、悲しそうな顔もしない



そんな彼を見てるうちにやっぱりもっと知りたくなって最近は委員会以外の時間も一緒に過ごすようになった



宮近) みん...なの...ところ....


閑也) あー、あいつら別に友達じゃないし


宮近) 俺....なんか....と...いても....


閑也) そんなことない、けど邪魔だったら言って


宮近) ........ﾌﾘﾌﾘ.....



俺は今まで一緒にいたやつらとは離れて休み時間なんかもちゃかと過ごすようになった。ちゃかは戸惑ってる感じだったけど



閑也) 今日お昼一緒に食べようよ


宮近) ........ｺｸｯ.....


閑也) 学食いく？


宮近) .........ﾌﾘﾌﾘ.....


閑也) じゃあ屋上行こう！あそこなら人少ないし



ちゃかは人目を気にすることが多いからあまり人のいないところに連れていく。この頃から少しずつちゃかのこと分かるようになってきたんだ。



閑也) 屋上来たの久しぶり、誰もいないし最高！



俺が大声で叫ぶとちゃかも大きく深呼吸をしてくれた。いつもより少し表情も緩んだ気もして俺は少し嬉しかった



閑也) 屋上来るの初めてなの？


宮近) .......ｺｸｯ.....


閑也) ちゃかって昼弁当なんだねー


宮近) しず....は...？


閑也) 俺！？俺は買うか、学食だなー



2人で初めて屋上に行った日。それはちゃかが俺の名前を呼んでくれた日でもあった。俺からじゃなくてちゃかからも話してくれて嬉しかったな



一緒に昼を食べながら外を眺めるのも案外悪くない。こうしてだんだん一緒に過ごす時間は多くなっていった。



それでも俺はまだちゃかの笑顔を見たことがない。

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