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地味だが厄介 ページ10




派手な事はしなくていい。小さな一撃でいい。その一発で味方の士気を上げてみせろ。




不意の攻撃に男は倒れた。痛みはない。どこか負傷した訳でもない。なら何故、男は自分の横腹にくっ付いてるものに顔を歪めた。

「重り…だと?」

小癪な真似をと舌を鳴らした。こんな子供騙しのような攻撃は、しかしあまりの重さに起き上がることもままならない。加えて魔封石なのか魔力も封じられた。どこかに遠距離魔道士がいるはずだと視線を泳がす。
仲間が周りの建物を壊したが、遠距離魔道士の姿はどこにもない。遠距離魔道士に気を取られてる間にアスタとレオポルドが立ち上がる。この二人も厄介だが、どこにいるか分からない遠距離魔道士も厄介。またいつ攻撃が来るか分からないそいつを先に潰してしまいたいが、目の前の手負いの獣も無視はできない。




「お前は優秀だな。」

自分を探す新手から視線を外したAは手元のライフルに目を落とした。一瞬空気を止めれば後はあの三人が勝手にやるだろう。
読み通り、Aを警戒したらしい相手は辺りの建物を壊した。そうやって警戒してくれてるならAとしては上等だった。
相手はAの撃った一発で遠距離魔道士の存在を知っただろう。姿の見えない敵に相手はAに意識を割かざるを得ない。そして味方には遠距離からの援護があることを知らせられる。狙撃手としてはそれで十分だ。
その時、近付いてくる膨大な魔力に気付いた。振り返れば、頭上を何かが通り過ぎる。それは空間魔法で飛ばされていた魔法騎士団だった。

起きて飯食ってクソするのと同じこと→←一手で変えてこその遠距離最強



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ラッシーはん(プロフ) - 待って返信きた!?すごく続きも楽しみですし書き方参考にさせて頂いてます!!対比しているってとこはアスタ=近距離主人公=遠距離みたいなもんですかね!間違ってたらゴミ出しに出されてきます。そして畑の肥やしに生まれ変わってきます。無理なさらず頑張ってください!! (6月6日 20時) (レス) id: 848084950d (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - ラッシーはんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!もう一人のアスタの話だと思って読んでいただけたらと思います。対比してる部分も作りたいなぁと思ってるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです! (6月6日 15時) (レス) id: 906e49b810 (このIDを非表示/違反報告)
ラッシーはん(プロフ) - こんなに短く簡潔で面白くて凄いです!!めっちゃ応援してます!! (6月5日 2時) (レス) @page2 id: 722157c700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hana | 作成日時:2023年6月2日 22時

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